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GB解析 -HG- 暗黒の聖地 うーん、ひたすらダンジョン・・・。
 まいど暑苦しい夜をお過ごしのゲームブックフリークのみなさま、こんばんわ。ゲームブック解析です。

 さて、本解析で通しナンバーが209。
 この解析が終われば、残りは2冊となります。

 しかし、これを聞いて、あれ、11冊数が合わないことになる、これは何だろう? と思ったりはしませんか? んー。これはゲームブック解析の苦難の道でもあるのですが、これはこれまで「解析不能だったゲームブックの数」と説明されてきました。
 この説明はあっているといえば、合っている。
 間違っているといえば、まあ、間違っている。
 本当のところは何かといえば、解析することを放棄されたゲームブックというのが、もっとも正しいかもしれません。
 さらに正確にいえば、「当時の技術では難しく」を付け加えるといいのかもしれません。
 「当時のモチベーションでは面倒くさく」も付け加えると、より正確です。

 管理人の本棚には、解析放棄棚なるものがあり、ここには20冊ぐらいのゲームブックが収まっています。
 一番幅をしめているのは、ブレナンのゲームブックでしょうか。
 たぶん、このゲームブックをご存知の方はわかると思うのですが、このゲームブックはマップを使ってそこに書いてある番号に自由に飛んでいいという、かなりフリーダムなシステムを採用しています。
 例えば村の絵が示され、どこへ行ってもいいといわれます。
 50箇所ぐらいが示されます。
 これをまともにグラフ解析に掛けると、すさまじく平坦な、あんまり意味がないグラフ構造が現れることでしょう。たぶん、ブレナンはこの辺はフラグで管理していると思われるのですが、現在の解析はフラグを見ていません。
 なので、解析がナンセンスだというのもあるのですが、当時は技術的に50項目もある選択肢を処理できるプログラムがなかったというのもあります(今はある)。まあ、もっとも、一番大きな要因は解析者たるわたくしが、
「こんなの、解析できるか、ばかも休み休み言え!」
 と激怒した(というか、単に面倒で逆ギレした)というのが、ブレナンの解析がペンディングになっている理由です。

 ただ、これは、「当時はそうだった」ので「そのまま、放置され続けている」だけでありまして、まあ、今の技術であればぜんぜん問題なくサルベージュできる作品がないことはない。
 もちろん、グラフ構造上解析が不能なものもあります。
 以前、紹介したエニックス文庫版のドラゴンクエストのように、グラフ構造がめちゃくちゃになっており、わたしが再ナンバリングをする必要がある作品などです。
 まあ、できないことはない、という事は間違いではないのですが、作品のグレードが落ちるものであれば、そんな面倒をわたしがやるはずはない、と容易に想像できます。
 3時間ぐらい格闘するよりは、なかったことにして葬り去ってしまう方が容易だからです。ドラゴンクエストがサルベージュされたのは、単に双葉版との比較に必要だったという、シンプルな理由からだったりします。理由がなければ、放置されているのが現状です。

 しかし、実は、これらの問題はツールが開発されることにより、解決する可能性があります。例えば、リ・ナンバリングが必要な作品群用は結構あるのですが、実は、名作と名高いパンタクルシリーズがリ・ナンバリングが必要なため、これを解析するために、ツールの開発計画がないと言うとうそになる。
 あのパンタクル・システムを解析するツールとなると、結構パワフルですので、他のゲームブックもその恩恵で一気に解析される可能性があります。

 また、当時の技術では解析不能だったもので現在の技術で問題なく解析できるものもあります。例えば、「ウィザード家の秘宝 「名探偵ホームズ」より」などは解析放棄棚に入っているのですが、今の技術からすると、これは、速攻でサルベージュだろうと思える理由で放棄されているのです。
 これは番号ジャンプを解析できなかったのですが、現状では、ほぼ問題ないレベルになってきています。詰まっているのが、たしか一箇所だったので、たぶんグラフ解析で一発でいきそうなのですが。まあ、いいか、そのうちに。

 と、長々と書いてきましたが、なぜこんなことを書くかというと、これからご紹介する作品が、実は解析放棄棚行き直前の作品だったから(笑)。ギミックがこっているのはいいのですが、ユーザを困らせるだけのためのギミックはさすがに興味がわきません・・・。
 なんか、もういいかなあ、どうでも、という危機がなんど訪れたことか・・・。

 ただ、こういった作品を作り出すことは困難だったらしく、本書のあとがきにはこのような記載があります。

 私もそのお蔭で、原稿を仕上げた後、一ヶ月ほどは、偏頭痛と神経性胃炎に襲われました。そのあげく、医者からは、長期入院が必要だと診断されてしまったのです。


 想像以上に過酷です。
 わたしでさえ、完全解析に4時間も掛かったのですから、1989年当時ではとんでもないことになりそうです・・・。まあ、いいか。


 さて、本作ですが、前作の紅蓮の騎士の続編でありますが、前作のわりと斬新だった展開はなりを潜め、ひたすらダンジョンとギミックという作品です。何か仕掛けがあって、新鮮味があればよいのですが、何かがあるわけではありません。
 以前、書いたスーパー・ブラックオニキスの解説から引用してみましょう。

 本作は、ちょっとダンジョンものとしてみても質素だし、物語があるとは言い難い。ダンジョンとしては、ドルアーガの塔の第二部のほうが上、もちろん、海外作品と比べようもない。
 で、本作は全部ダンジョンだから、つまりだめってことじゃないの? という話になる。
 もちろん、そうではない。
 なぜだろう?
 そこが語りたいのである。

 本作の特徴は、鈴木さんもあとがきで書いているが、4人でパーティーを組むというところなのだろう。(中略)鈴木さん独特のギミック感がパーティーに仕掛けてあるというところが新感覚なのかも知れない。
 (しかし、タラミスはあまりにも扱いがおざなりで泣ける・・・)
 このパーティーがなかったら、この、スーパー・ブラックオニキスはどれだけ精彩を失った作品になってしまっていただろうと思う。


 ここでいうところの、パーティーのいないスーパー・ブラックオニキスのような作品なのです。また敢えて付け加えれば、ダンジョンとしては、スーパー・ブラックオニキスに劣る。

 山を見てみましょう。



 なかなかすばらしい山ですが、やはり何かが足りない。
 わたしは、ソーサリーの「王たちの冠」や「スーパー・ブラックオニキス」を振り返ってみて、あの作品を単なるそっけないダンジョン作品ではなくしているのは何なのだろうと思ってしまいます。
 また、FFシリーズにそれなりの精彩を与えているのは何なのだろうと。
 面白い切り口の企画であったり、ディテールの詳細さであったりしたのですが、この暗黒の聖地には、なにか欠けているような気がしてならないのです。
 しいて言えば、このような作品は双葉文庫の作品にしばしば見られます。
(ダンジョンものとしてはそっけないが、とにかくずっと戦っていて、味気ない)
 ここを分かつものは何なのだろうと、考え込んでしまうのです。

 うーん、難しいですね。
 壮大なグラフ構造に敬意を示して、HGで。


 残り、2冊か・・・。







| ゲームブック解析 -HG- | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事









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