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「4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する」を読んだ。


 えーと、サッカーの戦術本。
 多少、攻撃サッカーに歪みまくっているのだが、なかなか興味深い。
 広大な試合の事例を読み解きながら、現代サッカーを3-4-1-2(つまり、3-5-2)から4-2-3-1(つまり4-5-1)へのトレンド変化であると看過するあたりは、非常に興味深い考察だと思う。
 特に日本のサッカーはいまだにフラット3という非効率な守備から進歩していないので、この辺のフラット3がなぜ不利なのかと詳細に説明しているところが非常にうれしい。
 また、この3バックの考察に、最近流行の3-4-3、3-3-3-1を絡め、3バックにもいろいろあると紹介するくだりは非常に読み応えがある。
 ぜひとも、「監督目線のサッカーフリーク」には読んでもらいたいところだ(笑)。

 ただ、去年の浦和は、実は、このフラット3から脱出しようともがいていたところがあることを書いておきたい。去年の浦和は、3バックの両翼をサイドバックのように使っていた気がするのだ。おっと、これは、過去に書いた。

 今シーズンの躍進の理由は、実は、3バックの両サイドを4バックの両サイドのように使う戦術だったりします。センターに闘莉王で、阿部と坪井がサイドバック的な動きをしていた。だれをセンターにするかで、かなり攻撃力が違って来る(もちろん守備力も)。
 とりあえず無難に坪井をセンターに据えると、3バックの両サイドはこんな感じ。
 攻撃的。

 図解しておこう。


┃■■■■■■■■■■■┃該抒 萌
┣━━━━━━━━━━━┫平川 忠亮
┃■■■ア■■■■■┃小野 伸二
┃Б■■■■■■■■┃Я蠻蓮/鮨
┃□□□□□□□□□□□┃ξ詭據〃実
┃□あ□□□□□□↓晦※ツ甲部 誠
┃□┏━━※Θ━┓□┃ぐど堯〕樹 
┃□┃□□□□□□□┃□┃
┃□┃□┏━━━┓□┃□┃坪井 慶介 
┗━┻━┻━;┻━┻━┛‥埣曄[饗


 実は、浦和の守備は、いわゆるフラット3ではなく、センターの守備、サイドの守備になったりする。なので、実は攻撃されたとき鈴木啓太は、坪井と組んで守備をするということになるのだ。で、3バックの両サイドがサイドプレイヤーと組んで守備に当たる。
 で、ボールを奪ったところから攻撃が始まるので、3バックのサイドプレイヤーに攻撃的な選手を配しておくと、破壊力のある攻撃が始まる。

 たぶん、今年のオジェック監督がやっていたのは、この奪ってから攻撃、のこの部分を明確化することだと思う。がちっと守備るんだけど、その守備の形がすでに攻撃の形になっているみたいな。
 なので、プレスカウンター。
 実際、攻撃に入ってからのことは、たぶんあんまりやってないはず。
 ここはタレント任せ。
 わたしはよく3機編隊と書いていた。
 わたしは守備を固めるんだなとか書いていたのですが、どっちかというと、この攻撃的布陣で守備るということをやっていたと思うようになった。
 細貝と阿部は実はこの位置でもっとも効くプレイヤーな気がする。


 実際のところ、この守備におけるサイドの制圧は、昨季の浦和においては機能していた気がする。これは単純に鈴木啓太という、異常な守備力の持ち主がボランチにいるからであって、それがセンターバックに適せんポジションチェンジしてくるために浦和は守備力を発揮できたような気がする。
 この辺の観察は、おそらく著者の想像を絶するところであろう。
 ただ、その辺の眼力不足は感じながらも、非常に興味深い指摘が数多くあった。
 あー、うーん、名古屋戦はなぜ機能しなかったかを書きたいのだが、その辺は、そのうち書く機会があるだろうから、今回は本書の紹介に徹する。
 この辺の話である。


 まず、名古屋の1点目。
 名古屋は4-4-2で徹底してサイドに数的有利を作り、サイド攻撃から得点するというパターンを繰り返していました。特に、浦和がサイド攻撃に移ろうとする際に、名古屋の選手がサイドに縦に3人いたのが目に付きました。サイドバック、サイドハーフ、FWがサイドに張って、サイドから崩していたのです。そうすると、3バックの両翼がサイドに引きずられ、3バックのバランスが崩れてしまいます。これは、たぶん典型的なフラット3崩しの手法なのですが、たぶん、これを防げなかったのは、厳しい言い方だと思いますが、長谷部の守備的部分を、細貝がカバーできなかったからでしょう。
 長谷部の言葉を借りて説明すれば、
「運動量がすべてを解決する」
 これは細貝に罪はありません。
 もともと、細貝と長谷部はタイプが違うプレイヤー。
 というか、細貝は身体が大きい分、長谷部ほどスピードがない。
(もっとプレスに行って欲しいと思う部分はありますが・・・)
 逆に言うと、長谷部もフィジカルで潰されて機能しない試合も結構あったという気がするのです。

 問題は、フィールドプレイヤー全員が、長谷部がいることを前提とする動きをしていたことのような気がするのです。もちろん、今日の名古屋が特別だったという気もします。3バックが完全に翻弄されていました。
 さて、このような状況で、右サイドからのクロスにヘディングを合わされます。
 闘莉王だったら、取られる点ではなかった気がしますが、堀之内がヨンセンを押さえ切れなかったという感触。また、サイドから簡単にクロスを上げさせすぎたというところもあるかもしれません。
 最後の砦であるセンターバックがFWに負けたというところもありますし、最後の砦まで攻め込ませちゃだめだろ! という部分でもあります。



 まあ、典型的なボックス型4-4-2というか、ユベントス型の4-4-2でもサイドは崩せるんだよという話なのだが、まあ、このレベルは、本書にはないので、割愛しておこう。

 著者の主張は一貫していて、攻撃は1トップに中央に張らせて、あとはサイドから崩すべきであるというものだ。
 この主張は、パルマの3本の矢を想起させる主張であり、なるほど、パルマの3本の矢かと思いながら読んだ。しかし、この主張は、ACミランを説明しない。著者はサイドに固執するあまり、バイタルエリアでの数的優位をあんまり考慮していない気がする。
 一言で言えば、サイドも重要だけど、バイタルエリアも重要だよね?
 もう一つ、不満を言えば、モウリーニョのチェルシーを語っていない。
 ぱっと見て思うのは、守備的なフォーメーションの有用性に関して、何ひとつ語っていないのである。
 最終ラインを高く保てば、守備力が発揮できるほどサッカーは単純ではない。
 プレッシングは、予備的行為であり、常に守備は最終ラインまでいく可能性は残る。
 サッカーは1点をとっても勝てる保証はないが、1点を失えば負ける可能性は高くなる。
 守備的だと批判を受けることばかも知れない。
 だけど、守備は守備で、これは非常に見がいがあり、少なくともわたしの心の中には、スターとしてそのプレイを脳に何度も刻んでいるDFがたくさんいる。美しい守備というのはあるのだ。美しいゴールと同様に。それは決して、城壁のようなDFラインを意味しない。守備は守備で、結構進化しているのである。
 あー、そうか。
 わたしはこういいたいのである。
 美しい守備を見ると、わたしはとても幸せになる。
 必ずしも守備的である必要はないけど、美しい守備は、それは、とてもとてもとてもとても幸せになれる、美しいプレーなんだ。問題は、守備から攻撃への切り替えなんじゃないか、そう思うのだ。
 3-4-1-2の欠点はそこにある。
 そう看過して欲しかった。

 美しいサッカーが見たい。
 美しい攻撃があるからには、その相手は美しい守備をしていないといけない。
 サッカーは11人でするもんじゃない。
 22人でするものだ。
 その辺は書いて欲しかったなあ。
| サッカー | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事









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