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ナチスとのわが闘争


 昨日、貫徹をして、疲労気味である。
 別に仕事をしていたわけではない。
 よくありがちな話なのだが、本を読んでいるうちに、夢中になって眠れなくなってしまったのである。

 ここ半年ぐらいのゆるいわたしの興味は、ドイツ史に向かっている。
 特許の仕事の関係上、プロイセン法に興味を持ち、その流れから、一次大戦、ナチスの台頭、二次大戦の歴史を興味深く読んでいる。
 わたしには、ドイツ史を語るほどの力量はないし、まだドイツのかたがたも上手く消化できていない歴史のようである。また、わたしはドイツの歴史を語りたいわけではなく、あの時何が起こっていたかを、正確に掴みたいだけである。
 なので、わたしが「ナチスとのわが闘争」を読み始めたとき、その心境は非常にフラットな心持であった。
 ナチスに対するイデオロギー的な興味はなく、あえて言えば、わたしは科学技術がどのように社会に影響を与えたかが知りたかった。
 そして、本書は、そのことには一切触れていない。
 わたしは歴史の証言者としての、正確な陳述を求めて本書を読んだ。
 本書は、わたしの想像を越えるほどの力量を持って、その期待に応えてくれたし、そのおかげで今もショックを引きずっている。

 本書、「ナチスとのわが闘争」は、法律従事者(判事などの候補生であった)からジャーナリズムに転進し、その後歴史家になった、セヴァスチャン・ハフナーの作である。
 2001年に刊行され、ドイツ・ノンフィクション分野のトップに居座り続け、ナチスとはなんだったのかを解き明かす書として、ドイツ中で高い評価を受けた書である。
 本書は、ハフナーの半生をたどる形で、どのようにドイツが見えていたかを、多彩で、透徹し、趣深いエピソードと深い洞察で、厚い紙面を覆いつくしている。本書は、構想時の1/3も描かれていないという未完の状態で刊行されたが、それだけでもどっしりとした重量をもって迫ってくる。
 破壊されていくドイツの姿が、そこに浮き彫りになっていく。
 法が死んでいく姿がそこにはある。
 わたしは何の感傷もなく、怒りもなく、ただ、そこにあった歴史として、これを読んだ。
 明晰で、優れた歴史家でもあるハフナーは、自分の半生を陳述した。
 その半生に渦巻いていた感情、思考、見たもの、聞いたこと。
 それが正確に記載されてあった。
 これは非常に貴重な一次資料だと思う。
 多くのドイツ人を揺さぶった理由が分かる気がした。
 2001年まで、誰も書くことが出来なかった、そしてハフナーでさえ1/3も書けなかった歴史である。歴史というのは、そういうものであると、改めて知るのだ。
 そして、わたしと同じような年齢の青年に起こったことだと、重く受け止めるのだ。

 



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