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『三顧の礼』(2/4?)

 続きです。

 ■『三顧の礼』(1/4?)  http://blog.story-fact.com/?eid=1196002


 ■「三顧の礼」に至るまでの経緯

 これを書き始めようとするとキリがないのであるが、書かない訳にもいかないので最小限の「ひどすぎるだろ」と省略した内容ではしょって書く。

 ・襄陽の名士たちのネットワーク

 事は黄河域の中原の曹操から逃れて長江域の荊州の劉表を頼って劉備が逃れてきたことに始まる。劉表の領地は荊州8州と長江中流域の豊かな土地であり、その都である襄陽には上流から下流から有能な人物たちが集まってきていて一種のサロンを形成している。
 その名士の一人が水鏡先生(司馬徽)であり、孔明、そして後に出てくる徐庶はその弟子に当たる。劉表の客分となった劉備は厚遇を受けるが、あまりの厚遇ぶりに臣下たちから煙たがられる。というのは劉表は後継者を決めておらず、正妻の子である長男劉と、側室の子である次男劉のいずれとするか、臣下の間に争いがあった。
 悪いことに劉を産んだ蔡夫人の親族であり有力な家臣である蔡瑁は、劉備にこの後継者争いの邪魔をされるんじゃないかと気が気でなくなり、執拗に命を狙う策略を講じ始める。大規模になり荊州中の重要人物を巻き込んだ「襄陽の会」の策略に失敗したあたりから、襄陽の名士たちもきな臭さに気づきはじめ劉備に肩入れを始める。
(新野は当時の劉備の領地)
襄陽の位置
■地図は、無料での商用・非商用利用を認めて配布されている、「中国まるごと百科事典」さまより


 ・単福(徐庶)が劉備の麾下に 〜 曹操からの偽の手紙

 いったん劉表に仕えようとした徐庶(単福)は見る目のない劉表に愛想を尽かす。その後、偶然劉備と出会い、劉備が噂通りの仁君であるかを試し、互いに意気投合、劉備は水鏡先生に軍師が必要だと煽られていたので、あっさり単福を軍師に据えてしまう。
 徐庶(単福)は劉備の領地である新野に攻め込んできた曹操軍をあざやかな手並みで打ち破る。それを知った曹操は部下に単福の正体を聞くが、程┐それは徐庶だと告げ、曹操はその実力を知り欲しがる。程┐禄庶が劉備に仕えるようになったのは最近で、身寄りは老母しかないから、身内を引き入れればなびくと助言する。
 曹操は老母を呼ぶが、老母は劉備こそ真の英雄だ、曹操は天下の逆臣でとても仕えろなどと口が割けても言えない、とズタボロにけなす。
 曹操は程┐慮ズにより(ただし事後承諾)偽書により徐庶を呼び寄せることにし、徐庶はそれをまともに真に受けて、劉備に母を慰めたいから暇が欲しいと言い、名残惜しい劉備たちと宴を開きつづけるが、一度別れたのち突然に戻ってきて、孔明を紹介し、徐庶の置き土産だと告げて老母の元へ向かう。

 ■1.諸葛氏一家

 このセクションは、諸葛孔明の家柄、これまでの経歴を簡単に紹介し、わたしは読み落としていたのだが、かなりの名家であることを説明している。わたしは、この「三顧の礼」を終えたのちの記述(孔明を迎えてからの新野の劉備軍は、ほとんど孔明の大借金でまかなわれていたという下り)を読んでから気付く。
 その家族と主に諸葛瑾、諸葛孔明(吉川英治版では一貫して諸葛亮とは書かない)、諸葛均の三兄弟(長男:瑾 次男:孔明 三男:均)とともに、叔父(劉表のお友達らしい)の元に身を寄せる。この付近の吉川英治の筆は光彩豊かで楽しく、三国志が地誌書でないことぐらいは知っているのであるが、大陸中を流浪する人たちの流れや生業さえ目に浮かぶよう。
 その後、叔父は土民の反乱に破れ、焼き出された孔明は石韜という師に、徐庶、孟建に混じって師事するとあるのだが(この孔明、徐庶、孟建が仲良し3人)、この石韜が水鏡先生(司馬徽)の別名なのかは不明。17才で師事し、20才で学友の輪から離れて襄陽の西郊に隠棲してしまうので、情況証拠的には司馬徽なのだが、言明が全くない。
 わたしがこの辺りを読んでいて驚いたのは、三国志の名軍師たちの日常というか世に出る前の姿が描かれているところだ。孟建が孔明のもとを訪れ、故郷に帰ろうと思う、などと相談し、慌てた孔明が、君の故郷の北支(袁紹の勢力圏。先の図では冀州)は門閥がうようよしている社会だから新人が登用される余地なんてないぞ、むしろ南方は新天地でチャンスがある、などといって引き止めていたりする。まさにこれは、都会に出てきた若者の青春模様。
 そして、孔明の襄陽の名士たちの間に一目置かれていたのだが、ここで挙げられる襄陽の名士は崔州平、司馬徽、ほう(まだれ(广)に龍)徳公(孔明と甥のほう統を「臥龍」「鳳雛」と名付けた張本人)、そして黄承彦(孔明を気に入って娘を嫁がせる)で、黄の娘は教養は申し分ないが不美人だったようで、のちに揶揄されるのだが、おそらく孔明は女性を容姿で見ていないので、とても仲の良い夫婦になったとされる。
 だいたいにこのようにこの節は進むのであるが、じつは孔明と学友たちのやりとりや、孔明が隠棲した理由は省略している。これはまとめるうちに分離して別途取り扱ったほうがよいと思ったからで、別途1章を設けてそちらで取り上げる。

(いや、しかし、ここの登場人物数多すぎですね(^_^; 整理しててこんなの分かるのか? と不安に思ってしまいました・・・。いちおうまとめると、

 仲良し三人弟子:孔明、徐庶、孟建
 師匠:司馬徽
 遊び友達(1顧目にでてくる):崔州平
 ほう統の叔父:ほう徳公
 舅:黄承彦

 となる)


 ■2.臥龍の岡

 この節は孔明のもとを訪れる徐庶、そして偽書に欺かれて曹操のもとへ向かった徐庶の末路を描いている。とてもざっくりと言うと、劉備に孔明を紹介したものの孔明がへそ曲がりなので不安になって自分で孔明に劉備を紹介に行った徐庶、ということになる。
 あまり書くことがなくて困るとかくと素っ気ないが、この徐庶のおざなりな描かれ方は、少し可哀想である。中身を端的に書けば孔明に会って、
「徐兄。──ご辺はこの孔明を、祭の犠牲に供えようというおつもりか」
 と、かなり痛烈な調子で軽薄さをとがめられる。
(徐兄というのは兄弟子という意味で、祭の犠牲は『莊子』のエピソードとのこと)
 その後、曹操のもとへ(というか老母のもとへ)向かうが、対面して母に激怒され、玄徳がいかに理想的な主君であるかを説かれ、自害して死なれてしまう。

 おそらくこの節は吉川英治もどう書いていいか、困ったのではないだろうか。
 キンドルの独自仕様の位置NO(キンドルはフォントサイズなどによりページが可変するので、これがページ代わりになる。だいたいNO1分が30字ぐらい)を並べてみると、
 1.諸葛氏一家 21563 (227)
 2.臥龍の岡 21790 (115)
 3.孔明を訪う(一顧目) 21905 (197)
 4.雪千丈(二顧目) 22102 (209)
 5.立春大吉(三顧目) 22311 (124)
 次の巻 22435
 と、なにか見てはいけないものを見ている気になって大変に気まずい。
(ちなみに5.は三国志演義の構成の中途で、豪快にぶった切っているので、これは次の節と足し合わせて考慮するべき部分)
 なので、この中で見るべきところといわれると困ってしまうわけで、挙げるべきは孔明の住居である臥龍の岡の初出がここであることぐらいだろうか。
 ただ、その後の劉備の一行の訪問のシークエンスの初出でもあるので、訪問のたびにどう変わっていくのかを見るならばここからまず見ていくとよい。
(頭を抱えるぐらい薄い感想だ・・・)


| 雑記 | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) |









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