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 『STREETS OF FIRE』をみた。

 この作品はいちおう、これは見とけよリストに入っていた作品で、たまたまレンタル屋で見かけたので、あ、あった! という感じで借りてみたのであって、とくに基礎知識とかはまったくなかった。
 ストリート・オブ・ファイヤーって、何か某著名格闘ゲームであるストリート・ファイターと混同しそうであるが、これが実は少なからず関係があってびっくり! といったら少しは興味がわくだろうか。
 なにを隠そう、この映画の主人公の名前はトム・コーディー。
 たぶんその筋に詳しい人であれば、まじで?! とびっくりするはずなのだ。

 まずこの映画の概略であるが、簡単に言うと物騒な「ロック・オブ・エイジス」というのがわたしの感想で、たぶんその映画をほとんど人が知らないと思うので付け足すと、ロックを中心にしたミュージカルみたいな映画だ。
 ヒロインはロック歌手であり、80年代のエネルギッシュな歌い手だ(というか製作が80年代)。それが無法地帯となっているリッチモンドでさらわれてから物語が始まる。この無法地帯というのは西部劇をベースに考えられたようで、物語上はボンバーズという暴走族のようなやくざのような連中が街を恐怖で支配している、みたいな感じ。このボンバーズにヒロインのエレンがさらわれるのである。
 そこで2年間音信不通だったらしい、コーディーの元に連絡がいく。
(作中は、トムトムトムトムトムなのだが、このエントリー的にはコーディーが重要なので、コーディーで行かせてもらう)
 それでコーディーは物騒なショットガン(なぜか撃っただけで車が炎上する。グレネイド弾? そもそもショットガン(散弾銃)は狙い撃ちには向いてないんだが、という話は無視して進む)を持ってエレンの救出に向かうのだが、リッチモンドはボンバーズの支配下にある、さてどうなる、というお話なのである。

 この映画はどうやら興行的には失敗作だったようで、製作費よりも興行収入が少なかったようだ。それでも、あちこちに影響だけは与えたようで、わたしも見なければいけない映画に入っていたので見た。
 ただ見ればわかるが、冒頭から疾走感のあるロックから始まり、あっという間にエレンがさらわれていく。たぶんボンバーズがバイクなのは西部劇の馬に合わせているのだろう。ただ、BGMに使われる音楽が、ブルースとロックの境界があいまいだった時代の伝統的な音楽で共感が持てる。
 コーディーは雰囲気はブラッド・ピットに似ているだろうか。
 むしろこっちがオリジナルで、現代風にしたのがブラッド・ピットかもしれない。

 またこの映画は警察官とアウトローたちの話でもある。
 もともと西部劇がベースだといった通りで、保安官とさすらいのガンマンと無法者の話なのである。なので、だいたい西部劇だと思って見ると、だいたいあってる。ただ、だんだん仲間が集まっていく過程が秀逸で、ラストシーンでそれが一堂に会しているのを見ると結構感動する。
 なにも意味がないように見えたものも、どんどんと集っていき、決着していく。
 脚本の見事さというよりはコーディーの存在感、というのがふしぎな映画で、ここでコケてたらコケてる映画(いや実際にもコケてるんだが……)。
 そして、だいたい流れる音楽はとても伝統的で安心感を感じるクラシックなブラックミュージック(ジャズやブルースという意味)。
 無理やりに過激に見せようとしている部分はあるけれども、音はだいたいはジャズだったり、ブルースだったりする。ああ、ロックの街と伝統音楽の街という対比なのかなあ、と思うんだけど、そこは分からない。

 とにかくエレンを取り戻す一連のシーンは45分ぐらいまで続くんだけど、息をのんで時間を忘れてた。というかなんでショットガンで大爆発がw とツッコミながらも熱気むんむんの音楽がとにかくいい。
 ミュージカルというほど歌ってはいないのだけど、それでもやっぱりこの映画の主役はブラックミュージックだと思う(ただし歌い手はほとんど白人)。
 わたしがなんでブルースを好きになったのか、というのは蛇足になるが、それはつい最近それを説明してくれる文章に出合って、びっくりした。これは「音楽ライターが書けなかった話」という新書(?)の文章なのだが、エリック・クラプトンに関する言及である。

 つまり、一般の良識から判断したらかなりだめな人なのである。
 しかし、クラプトンは、そういうでたらめな自分をよしとしていたわけではない。むしろ常に悩んでいて、そこからくるあらゆる苦悩から救ってくれるのが、ブルースであるとイギリスでのインタビューで話している。そう考えると、彼が歌うブルースは様々な苦悩からの解放を求める切ない叫びにも聴こえる。

 正直、わたしがはまり始めたのは大学受験の頃で、そんなに悩むような大人でもなかったのでクラプトンの事例は当てはまらないのであるけど、結局その後突き進んだのは、たぶんこれなんだなと、思う。
 ブルースは敗者の音楽で、ロックは反逆者の音楽。
 まあ、ブルースなんて誰も分からないよね、というのは簡単だけど、なんで惹かれるんですかねえ・・・。日本で一番著名なブルースシンガーとしては山崎まさよしになるのでしょうが、海外だったら誰を押したいですかねえ。
 余計な話やめましょう。

 わたしが初めてこの作品の秘密に気づいたのはボンバーズの首領であるレイブンの服装で、あれ、これどっか見たな、から始まっているのです。
(それぐらいまったく基礎知識がなかった……)
 しかしこの時代のたばこは自由ですねえ・・・。高架鉄道内でも吸ってるし。
 この映画はいちおうリッチモンドが舞台ということになっているのですが撮影はシカゴでしたそうで、わたしも見た瞬間、あ、シカゴだ、と思ったほどです。
 そもそもわたしはリッチモンドがどこにあるのか知らないんですが。

 世紀末的な、80年代をベースにした嫌世的な退廃感も、80年代なんだろうかとわたしはもっと後の世代なので分からないのですが、とにかくその時代の音楽よかったことは分かります。
 R&Bの芽生えだったのか、素敵で幸せなシーンがたくさんある。
 それでもアクションは忘れていなくて、「ロック・オブ・エイジス」と違うのはこの部分。ほんとうにどうしようもない逃走劇なんだけれども、こんな短い話をよくこんなに深くできたなという感はする。逆に言うと「ロック・オブ・エイジス」はひよってるんだなあと、思ってしまったほど。

 さて真相に迫ろう。
 このストリート・オブ・ファイヤーは、カプコンのアーケードゲームであるファイナル・ファイトのモデルになった映画である。wikipediaでよんでほしい。ファイナル・ファイトはそもそもストリート・オブ・ファイヤーをゲーム化したものだ。
 分からない人に簡単に言うと、このカプコンのファイナル・ファイトは、のちの大傑作シリーズになるストリート・ファイター2のベースになる。ファイナル・ファイトの1対多の戦いを、1対1にしたのがストリート・ファイターである。
 コービィーがキャラクターとして登場する。
 わたしは高校時代がスト2世代なので、高校の親友とゲームセンターでずっと格闘ゲームばかりしていた。いまだに年末などは集まってにぎやかにゲーム大会をする。語り始めるときりがないので省略するけど、カプコン製のアーケードゲームにはいくら払ったか知れない。
 ラスト付近に出てくる、コービィーとレイブンの1対1の決戦はまさにストリート・ファイターで、これをゲームにしようと企画書が出てきたことは想像に難しくない。

 たぶん説明がほとんど分かっていないことだけは分かっている。
 で、まず、売れてないけどいい映画だとよといいたい。その理由のほとんどはロックがいいという、もちろんブルースもいいというそういう理由になる。その音を聞かせる余興として、まあ映画を作るのもよかったのではないか。

 ストリート・オブ・ファイア、お勧めです。

 
 


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