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購買力平価にみる、買える通貨、買えない通貨
 購買力平価ってご存じですか?
 為替に少し強くなると良く耳にするようになる言葉ですが、よくこのように使われます。

 「ユーロは購買力平価から見ると割高だ」
 「ドル円は購買力平価に比較的素直に推移している」


 なんどもなんどもそのような言葉を聞くと、どうしても思ってしまいます。

 「その購買力平価ってなんじゃらほい?」

 Wikipediaの説明によれば、

 基準になるのは、米国での商品価格とUSドルである。
 物やサービスの価格は、通貨の購買力を表し、財やサービスの取引が自由に行える市場では、同じ商品の価格は1つに決まる(一物一価の法則)。
 一物一価が成り立つとき、国内でも海外でも、同じ商品の価格は同じ価格で取引されるので、2国間の為替相場は2国間の同じ商品を同じ価格にするように動き、均衡する。この均衡した為替相場を指して、購買力平価ということもある。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/
 %E8%B3%BC%E8%B2%B7%E5%8A%9B%E5%B9%B3%E4%BE%A1%E8%AA%AC


 んー、わかりにくいですね(^_^;
 とてもかみ砕いて言えば、アメリカの物価を基準にして、ある年を基準にして、相対的にどれだけ物価が上がったか/下がったかを数値で表したもののよう。アメリカの物価は常に1として算出されますので、

 アメリカが2%のインフレで、日本が3%のインフレ → 日本の購買力平価が上がる
 アメリカが2%のインフレで、日本が1%のインフレ → 日本の購買力平価が下がる


 といったような性質を持つ数値です。
 為替相場では長期的な通貨の強さの目安となるとされています。つまり、

 日本の購買力平価が上がる → アメリカに比べてインフレ → 円安要因
 日本の購買力平価が下がる → アメリカに比べてデフレ  → 円高要因


 これをみて、今の為替水準は割高/割安といっているもののようです。
 つまり物価からみた通貨の強さの基準なのです。



■どこで購買力平価は見ることができるのか。

 購買力平価はOECDが算出しています。

 PPPs and exchange rates
 http://stats.oecd.org/Index.aspx?datasetcode=SNA_TABLE4


 これを見てみますと、

Country 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
Australia 1.31 1.33 1.34 1.35 1.37 1.39 1.41 1.42 1.48 1.46
Canada 1.23 1.22 1.23 1.23 1.23 1.21 1.21 1.21 1.23 1.19
Japan 154 149 143 139 134 129 124 120 116 114
Korea 745 756 769 794 795 788 762 75 761 773
United Kingdom 0.64 0.63 0.63 0.64 0.63 0.64 0.64 0.66 0.66 0.66
United States 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
Euro area 0.88 0.87 0.87 0.87 0.87 0.86 0.85 0.84 0.85 0.85


 うわー、なんかどこぞかの国だけが突出して下がってますね…。
 これは日本は思いっきり相対的デフレしているということで、円高要因なのです、英国、ユーロ圏、韓国などをみても、異常な下がり方をしていることがわかります。
 確かに最近日本は円高です。
 その根拠はといわれれば、この購買力平価がまず真っ先に突きつけられるのです。
 こんだけデフレってればそりゃ、円高になるだろうと。


■各主要通貨と購買力平価の比較

 さてでは、実際の為替相場と購買力平価はどのように推移しているのでしょうか。
 ここでは、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円の4通貨についてみてみましょう。

 タイトルで買える通貨、買えない通貨と謳ったのですが、そもそもわたしがこんな夢中になって購買力平価を調べてみたのは、一つの疑問があったからです。

 今、わたしはポンドを持っている。しかし分散投資の観点から豪ドルを持ちたい。
 果たして、豪ドルは買える通貨なのだろうか?


 以前より、日本の国家財政の厳しさから、わたしは円で資産を持たない主義を貫くようになりました。そのため、外貨貯金をしているのですが、どうも最近になってポンドで資産を持ちすぎているということに気付き始めました。そこで、最近下がってきた豪ドルで資産を持とうかと考えていたのですが、気になってしまったのです。

 購買力平価で見たときに豪ドルは買える通貨なのだろうか?

 それで調べてみたのです。

 また、購買力平価と為替の関係を調べるときに問題になることとして、何年を基準にチャートを作るかというのも問題になります。例えば、為替が円安気味にふれているときを基準に作れば、そこが水準になりますので、円が安いところを正常としてチャートを作ることになります。
 ですので、公正を期すために、2000年を基準としたもの、2003年を基準としたものの二つを用意してみました。
 それでは見てみましょう。

 ■ドル円

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
ドル円 114.41 131.66 118.76 107.35 102.7 117.8 118.98 112.37 90.25 93.2
2000 100 115.08 103.8 93.83 89.76 102.96 103.99 98.22 78.88 81.46
=100 100 96.58 92.9 90.27 86.83 83.71 80.35 77.56 75.26 74.3
2003 106.58 122.65 110.63 100 95.67 109.73 110.83 104.68 84.07 86.82
=100 107.64 106.99 102.92 100 96.19 92.74 89.01 85.92 83.37 82.31


100605_01.jpg

 赤が2000年基準、青が2003年基準です。
 こうやってみると、ドル円はほとんど購買力平価に素直に推移していることがわかります。日本の購買力平価はずっと下がり続けていますので、ずっと円高傾向が続いているということになりす。
 購買力平価でみた適正価格は87〜90円という数値がはじき出されます。
 (2000年ベースの適正価格と、2003年ベースの適正価格に開きがあります)


 ■ユーロ円

 続いてユーロ円です。
 ユーロはしばしば、購買力平価に比較して割高だと言われます。


2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
ユーロ円 107.74 117.14 124.59 135.11 138.97 139.55 157.09 165.42 127.02 133.27
2000=100 100 108.72 115.64 125.4 128.99 129.52 145.8 153.54 117.89 123.7
100 97.45 94.02 90.66 87.52 85.57 82.82 80.68 77.76 76.48
2003=100 79.74 86.7 92.21 100 102.86 103.29 116.27 122.43 94.01 98.64
107.17 107.48 103.7 100 96.53 94.39 91.35 88.99 85.77 84.35


100605_02.jpg

 うはは、たしかに乖離してますねえ…。これはさすがにユーロ安にもなります。
 この間、ユーロはずっと過大評価だったわけで、欧州の中銀の方々も、割高だ割高だとそういえば叫んでいました。

 さて、ユーロ円の適正価格ですが、80円〜115円と出てきます。これはかなり開きがありますが、現在の価格が110円近辺ですから、わりと適正な所にあると言うことがわかります。


 ■ポンド円

 続いてポンドです。わたしはけっこう長く持っていますので、わりかし肌感覚として、今のポンドは売られすぎと思っているのですが、どんなもんでしょうか。

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
ポンド円 170.87 191.59 191.28 191.67 196.63 202.94 233.24 224.23 130.08 150.26
2000=100 100 112.13 111.94 112.17 115.08 118.77 136.5 131.23 76.13 87.94
100 98.01 94.14 89.53 87.32 83.69 79.6 75.16 72.25 71.44
2003=100 89.15 99.96 99.79 100 102.59 105.88 121.69 116.99 67.87 78.4
108.52 109.47 105.15 100 97.53 93.48 88.9 83.95 80.7 79.8


100605_03.jpg


 なるほど。一時は乖離したのだけど、この危機で売られたおかげで、売られ過ぎな水準にあったという感じが正しいようです。

 ポンド円の適正価格は、123円〜150円と出てきます。これもかなり開きがありますが、現在の価格が130円近辺ですから、適正価格の中でも下の方にあると言うことになります。ポンドはまだまだ買える通貨ですね。140円ぐらいまでは、買えると見ていいのでしょうか。


 ■豪ドル円

 さて運命の豪ドルです(笑)。

 果たして、豪ドルは買える通貨なのだろうか?

 このわたしの命題に、購買力平価から見た回答が告げられるわけです。
 ちょっとどきどきしてきました。見てみましょう。

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
豪ドル円 63.94 67.18 66.66 80.69 80.06 86.48 93.91 98.35 62.38 83.39
2000=100 100 105.07 104.25 126.2 125.21 135.25 146.87 153.82 97.56 130.42
100 95.09 91.19 87.59 83.2 79.1 74.88 71.5 66.59 66.53
2003=100 79.24 83.26 82.61 100 99.22 107.18 116.38 121.89 77.31 103.35
110.93 108.56 104.11 100 94.99 90.31 85.5 81.64 76.03 75.96


100605_04.jpg

 うははwww だめじゃん! 乖離しまくってるじゃん!
 ちょっと豪ドルは過大評価なようです。しかしよく考えてみれば、他の通貨は(円も含む)財政悪化から、今後猛烈なインフレが予定されています。その観点から見ると、そのインフレを織り込んでの過大評価と言えなくもないかも知れません。
 また別の側面として資源バブルという観点も見逃せません。
 どうなんでしょうか。適正価格を見てみますか。

 豪ドル円の適正価格は、45円〜60円と出てきます。現在の価格が75円近辺ですから、割高ですね…。70円を割り込んだら買ってもいいかもという感じですが、割高だと言うことがわかりました。

 結論。

 果たして、豪ドルは買える通貨なのだろうか?
       ↓
 安全な分、実力以上の値段になってるよ? もっと下がった局面で買おう。


 でした!

 というわけで、

 円   → わたしは持たないことにしているので論外
 ドル  → 購買力平価に忠実なので、
       日本がインフレすると思うなら持ってて損はない
 ユーロ → まあまあ、適正まで下がってきた。
       しかし、ソブリンリスクが織り込まれているとは思いがたい。
 ポンド → 割安。売られすぎ。ソブリンリスクを気にしないなら買い。
       わたしは分散したいので、却下。
 豪ドル → 割高。もうちょっと下がってくるのを待て。


 というわけで、ドルかwww なんという普通の着地…。
 そして、豪ドルが下がってくるのを待てと。

 以上、お疲れ様でした!
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