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 クリスマスを食べるひと、食べさせるひと

 NHKの朝のラジオに好きなコーナーがある。流行りそうなトレンドを紹介する、にぎやかなコラムで、マーケティング会社の女性が担当している。様々なトレンドの破片をきれいにつなげてまとめ上げるチカラワザが聞き所で、きっとみずがめ座だろうなぁとにやにやする。同じようなマーケティング会社に勤めていたから、その力量は手に取るようで、楽しそうに原稿をまとめる姿まで浮かんでくる。
 ぼくも会社で遅くまで似たようなことを書いていた。hikaliの名前で書き始めた物語解析も、仕事で書いていたメールマガジンの文体そのままだったりする。
 その担当の方は、とにかくトレンド情報が好きでたまらないといった風で、そういえば似たようなひとが会社にはいたと、そんなことまで思い出す。
「そういえば、クリスマスも仕事ですか?」
 アナウンサーが聞く。
「はい、仕事です」
「会社、全員仕事ですか?」
 ふしぎそうに聞く、アナウンサーの言葉に、あいたたた、とうめく。

 ぼくの担当はインターネット通販が主で、ほかにもリサーチやら、プレゼントキャンペーンやら、一週間とか二週間とかのスパンで動くめまぐるしい仕事が多かった。すると季節感があちこちから顔を出し、それを二三週間先取りして、せっせと詰め込んでいく。
 5月になれば新緑で、9月になれば紅葉で。
 何年もやっている仕事もあったから、そのときどきの季節感を掴もうとする。
 スーパーのチラシをやっていた昔の彼女に聞いたところ、スーパーも何より季節感なのだとのことで、ファッションも季節感、音楽も季節感、雑誌も季節感、コンビニも季節感、誰もが季節感を追っていく。
 それがクリスマスともなると、みんな、よーいどんで走り出す。
 ライバルのサイトがフライング気味に走り始めると、それを横目で見ながら企画を練る。
 12月に入れば、いよいよスタート開始で、12月1日は開戦の日。
 ジングルベルを鳴らしながら、クリスマス一色のページや商品やプレゼントを投入し、その結果に一喜一憂する。そして、イブの決戦まで突っ走っていく。
「クリスマスも仕事なんて、当たり前じゃないですか」
 そうアナウンサーに言いたくなった自分に、あいたたた、だったのだ。

 クリスマスこそ仕事です、というひとたちにとって、
「クリスマスってなんですか? 食べたことありません」
 というひとたちにだって、
「クリスマスはおいしいよ、食べて食べて」
 というのが自然になる。
 それがそういう仕事からすっきり足を洗って、クリスマスってなんだっけ? と思ったときに、ぼくはあんまり真剣にクリスマスを食べたことがないことに、ふと気付く。
 食べたことがないんだ、クリスマス。
 ジングルベルが鳴る商店街をあるくことはあったけれど、それでも仕事で頭はいっぱいで、こういうふうにやればいいのかなどと、そんなことばかりに意識が向く。
 それでも先日、東急ハンズへ爪切りを買いに行って、その売り場全体がクリスマスムード一色になってごった返しているのを見て、純粋にたのしんでいる自分がいるのに気付いて、ほっとする。
 もういいんだ、クリスマス、食べさせなくて。
 もう食べていいんだ、クリスマス。

 12月のムードは、ぼくが昔していたような、クリスマスを食べさせるひとによって作られていると思う。
 ここが稼ぎ時と、誰もが知恵を絞って、この季節を盛り上げる。
 でも、それが食べる側に回ってみると、それはライバルたちとのしのぎの削り合いを意味するものではなくて、純粋に食べていいもののフルコースのように見えてくる。こんなに一生懸命にみんな考えてくれているんだものねぇ。それなら、お言葉に甘えて、食べてしまってもいいのかな、クリスマス。
 ぼくも昔はおいしいものをなんとかたくさん提供しようと頑張ってみてた。
 ならば、どれもおいしいんじゃないかって、そんな気がする。
 クリスマスは、食べさせるひとたちの陰謀だと、そんな声を聞くこともあるけれど、クリスマスを食べさせるひとたちだった、ぼくとしては、そんな悪いものではないよ、これでもかなり気合い入れて喜んでもらおうとしているのだから、とついつい、弁解のような言葉が出てしまう。

 ディケンズの名作クリスマス・キャロルが映画になって上映されている。
 ぼくもディケンズの中ではこの作品が一番好きで、なんどもなんども読み直して、暖かい気持ちに浸った。
 ついこの間書き上げた「ミリーの天気予報」も、実はクリスマス・キャロルみたいな話にと思って書いたもので、クリスマスを模して書いたスークルの大祭も、季節は夏とだいぶ雰囲気は違うのだけれども、クリスマス・キャロルの暖かさが再現できないかなと思って書いていた。
 そういうと、クリスマス好きなのですよね? と言われそうな気がしてしまう。
 でも、それはディケンズのクリスマスが好きなだけで、まだクリスマスは真剣に食べたことがない。

 もうすぐですね。
 あなたはだれと過ごしますか?
 どんなふうに味わいますか?
 すてきなクリスマスを。
| 文章力修行中 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |









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