2009.03.06 Friday
えーと、続きです。
前回は、詳細にグラフを追ってみましたが、今回からは、クラスター単位でやっていくことにしましょう。
なので、クラスターがどのような構成になっているかを、捜していくことになります。
■前回の様子はこちら。
詳細GB解析 黒い薔薇のノスフェラトゥ [前編] 樋口グラフを解析する!
http://blog.story-fact.com/?eid=1069186
前回は「1」クラスターを分析しました。
その結果、どうもすべてのルートが「251」へ合流することが分かりました。
こういった要になる項目を捜すにはどうしたら良いのでしょうか。
こればっかりは、「経験」というか「グラフと友達になる」と言うぐらいしか書けないのですが、実は、まあ、ちょっとは楽になる方法がありますので、ご紹介しましょう。
■クラスター検出のやり方の一例
「1」のクラスターはどうも「225」へ1度グラフが終結し、その後「251」へ再集結するという構成を取っていました。この終結するポイントというのは実は、簡単に見つかります。つまり、その項目へ集まっている流入ルートの数を把握すればいいのです。
数多くのルートが流入しているのであれば、それは、たぶんハブとなっている項目。
そこでいったん流れが止まっているはずです。
上から行きますが、
おっと、「292」へ三つのルートが集結していますね。「46」「314」「130」です。
どうもここがハブのようです。逆流して潰していきますが、ほほー、ほとんどこの「292」へ合流しますね。ただ、「2」から「49」へ流れるルートがあり、これはどうも深い模様。
なるほど、これで、「251」→「292」「2」の第2クラスターが発見できました。
同じ手口で、「292」→「105」の第3クラスター(これは分岐がない)、
「49」から「35」へ流れるルートを、第4クラスター(これはブリッジ?)
「116」「13」から入って、なかがぐちゃぐちゃしていますが最終的に「162」「262」へ統合する、だいぶ複雑な第5クラスターを発見することができました。この「162」と「262」はシャドーコピーの関係です。
どうでしょうか。
何となく、できそうな気になるのではないでしょうか(^_^;
しかし、複雑ですね…(笑)。
さすが、樋口センセです。
実際には、これほど細分化すると、とてもマーカーが足りなくなりますので、もっと大まかにするのですが(ちなみに、1〜0、A〜Zで36種類しかない)、まずはわかりやすくこれぐらいの粒度でやってみましょう。
徐々に大まかにしていきます。
■実際のグラフ図はこちら。
http://story-fact.com/085.htm
第「2」クラスター 「251」→「292」「2」

このクラスターは、グランローゼンというお金持ちの舞踏会の会場へ入るところから始まります。
ここはイキナリ「251」で招待状を持っている/持っていないで、成功組/失敗組に分かれます。
成功組は淡泊ですねえ…。
早々に「292」へたどり着き、ここで著名な女優を発見。
小型カメラを持っている/持っていないの分岐となります。
これが「292」の正体です。
ほとんど物語が進んでいません(笑)。なので、この粒度でやってもあんまり意味がないのですが、まあ、よいでしょう。
続いて、「272」へ流れる失敗組ルートです。
おっとこっちは、侵入ルートですね。こっちの方がいいルートです。
「273」でマフィアのボスを見つけて、拳銃で脅します(次元が)。ここで、変装する/変装アイテムがない、で分かれます。成功ルートは「314」を介して「292」へ合流します。この段階で、「292」にはルパンの姿のまま/マフィアに変装して、突入しているのですね(^_^; 後の展開が楽しみです。
さて、失敗組は、例の「4」ルートへ向かう展開です。
「301」→「72」→「2」→「60」「49」
と言うルートですね。追えてますか?
「301」はマフィアのボスが叫んで警備員がやってくる
「72」はとりあえず警備員を倒すが大量にやってくる
「2」は逃げたが、庭にはドーベルマンがわんさか
ここで、邸外へ逃げる「60」/屋敷に戻る「49」で屋敷に戻ると「4」ルートです。
この「4」ルートは失敗ルートの救済ルートみたいですね。
あとにまわしましょう。
さてリカバールートっぽい「60」ですが、美術館に戻ってアイテムを取り戻します。
で、再侵入ですが正面から入る「130」/裏から忍び込む「49」。
「130」はなんとか正面から入ろうとすると、アラン・ドロンが暴れてて入れたという展開。このルートは「292」へ合流します。
すごいですねwww
めまいがします。
これですべてを見終わりました。
第「3」クラスター 「292」→「105」

このクラスターは短そうですねえ…。
「292」は著名な女優を発見、小型カメラを持っている/持っていない、です。
で持っている方はそのまま写真ゲットで、持ってないと同じ項目へ合流。ただ、これ、プレイヤーからは、同じ項目へ合流しているかどうかは分からないのですよね。まあ、いいか。
「324」はこのパーティーを主催しているグランローゼンが近づいてくる。
その場を離れる「105」/伯爵と話す「127」です。
伯爵だったんですね(<おい!)。
で、「105」はハブなので後回しにしまして、「127」ルート。
で、ここで思い出してほしいのですが、この時点で変装している/していないの二つのパターンでこのシーンに突入しているはず。無難な会話をしますが、どうも疑っているご様子。おっと次元がいるのか(そして変装していない…)。で、選択肢。
不二子のことを聞く「161」/ルパンについて訪ねて見る「141」
おっと、なかなかチャレンジングな会話になって参りました!
盛り上がってきました!
「161」→いいえ、知りません。
「141」→ああ、知っていますよ、泥棒のことですね。
えーえぇぇぇええぇぇぇ!
ここは軽くスルーですか…。
フラグも立っていないので、実はこの選択肢はあんまり意味がないのですが、まあ、んー、とりあえずドキドキだけはした。
これは両方とも「105」へ合流。
「105」は、そのまま二階へ侵入(この辺強引…)、そこで、少女に出会います。
これは本編のヒロイン、ミシェルです。
ここで、選択肢、すぐに逃げる「94」/少女に話しかけてみる「116」とまあ、にげちゃだめだろ、とつぶやきつつ、これで、第「3」クラスターを全部見たことになります。
第「4」クラスター 「49」「94」「83」→「35」

これは失敗ルートの敗者復活ルート。
えーと、「49」「94」「83」はほんと意味のない、ブリッジ。舞踏会に戻ります。
「35」で何者かが、屋敷に襲撃を掛けてきます。
おお、大展開!
しかし、これはそのまま「5」ルートへ向かいますので、待て、詳報!
第「5」クラスター 「116」「13」→「162」「262」

「116」
少女に話しかけますが、おっと大展開…。
どうも、ルパンはこの子を十年ぐらい前に車ではねたことがあるらしい…。
だけど、いまのこの子は10歳ぐらい。あれ? 年とってないんじゃねえ?
で、「ミシェル」と名前を呼ぶと、女の子が逃げ出す。
あきらめて一階へ行く「83」/少女を追う「173」
「173」
「ミシェル? きみはミシェルなのか?」
少女は悲しげな顔をする。
「そうよ。あなたはルパンね?」
ここへ、変装モードで突入した人にはたぶん胸の中でなにかただならない想いがぐわーーと盛り上がってきているに違いない。
なかなかの大展開。
そうだと答える「206」/違うと答える「184」
やるな、樋口センセ。
もう、そうだルートを追う以外ありません「206」。
「お願い、伯爵を殺して! わたしもう生きていることに耐えられない!」
ちょwww スーパー展開です。
「215」へ
「215」
おっと、ここで、武装集団が屋敷に襲撃を掛けてきます。
男たちと戦う「13」/伯爵をさがす「226」/少女を捜す「262」
これは迷いますねえ。
と…。「13」「262」はハブですので、「226」を追跡しましょう。
「226」
ここは、通過。「397」へ。これはなんだろう? 他に「397」へリンクしているのはないのだけど、まあいいか。項目数調整用だろうか。
「397」
いろいろ捜すが見つからない。
さらに上の階へ「252」/一階へ下りる「262」←これはハブ
「252」
いくら捜しても分からない。隠し部屋でもあるのか?
「13」へ
これで、「206」ルートは完了です。
回収していなかった「184」
これはそのまま「215」へ。ここはテクニカルなのだけど、うーん説明が難しい。さっせよ(笑)。これはすごいなと思った…。
# 「13」ルート。
失敗組は、あのミシェルの衝撃展開を味わえないのですね…。
うわー、寂しすぎる…。
「13」どうも敵はガスマスクをつけているフル装備(←ガス来るよ〜!)
P38を抜く「24」/持ってない「195」
「24」しかし、数が多すぎる! 「47」へ
「47」しかし、やつらは攻撃を止めた。リーダーが何かをしている。「162」へ
「162」はハブなのでストップ。
「195」警備員の落とした拳銃がある。
デザートイーグルを使う「237」/MP5を使う「242」
「237」ジャムってる 「162」へ
「242」敵は多い。後退しよう「262」へ
#ハブ「162」「262」
さて、ハブにやってまいりました。
その後の選択肢はまったく同じなので、展開をまったりと見てみることにしましょう。
「162」
なんだかよく分からないけど、やつらはARMSという非合法組織でCIAの部下らしい。
ARMSは退却していく。マッケンジー大佐が指揮しているらしい。
トラックを追う「274」/焼け跡へ行ってみる「293」
「262」
おっと、こっちは地下室でミシェルが捕まっている!
いろいろバトルがあって。
マッケンジーを追う「274」/焼け跡にいてみる「293」
ちなみにARMSは次元が知っていたことになっていた。おっとこれは「162」と同じか。
なるほど…。
結構、見所を通れない人はかなりありそうですなあ…。
ん…。
■ひとやすみ 通常版の解析と詳細解析はどうちがうのか
とりあえず一通り、このクラスターの展開を追ってみました。
ちょうどいいところで、切れましたね(^_^;
ええ、たまたまです。
あー、いや、ここから、山容というかグラフの構造ががらっと変わるのです。
なので、おお、ここから違う展開だなあと、まったく読んでいないのですが、まあグラフを見れば、だいたいわかるというか…。
また、詳細でない方のGB解析も、今回やっているように詳細には追っているわけではありませんので、念のためにお断りしておきます(^_^;
GB解析でグラフ打ちをしている時は、番号どおりに読んでいますので、つまりゲームブックを結果的にランダムに読んでいることになります。断片的にではあるのですが、何が起こるかすべて読んでいるという状況なのです。
それで、物語の全容が分かるのかと言われれば、まあ分かると言えば分かるし、まあいまやっているほど詳細には分からないと言えば、分からないのですが。
ただ、これをやると、静的な物語構造は全部掴めます。
ここから先は物語解析になるのですが、すべての人物関係、登場する舞台、起こるイベントが把握できると、どの程度の物語が構築可能かが分かるのです。要するにそこから、勝手に脳内で再構築して、たぶんこんな感じだろうと、やっているわけです。
この辺は静の物語解析がフル回転で活躍しているわけです。
ただ、どの順で語られているかは、掴めないのですね(^_^; まあ、ランダムで読んでいますから…。ミシェルはクライマックス辺りでばらしていたのかと思っていたら、こんなに初っ端でぶちかましていたとはwww という感じになってしまうのです。
あと百項目ぐらい進んだらどうもここは袋小路だった、みたいな、そんなのあり? という地雷が埋まっていることも掴めない。
念のため、そういった多少の弱点がある解析方法で解析していると思っていただければうれしいです。
はなしがそれました。
だいぶ細かくやってきましたが、この辺から普段どおりの大まかなクラスターで見ていくことにしましょう。
第「6」クラスター 「274」→「61」

このクラスターは、トラックを追う/マッケンジーを追うで突入する、追跡ルートのようです。短いですねえ。どうも撒かれて、もう一方の「7」クラスターへ合流するようです。「61」が「293」のシャドーコピーになっています。
もう、この「黒い薔薇のノスフェラトゥ」はほんと、シャドーコピー、シャドーコピー、シャドーコピー、シャドーコピー、シャドーコピーですね(^_^; ひたすらに多用されています。
えーと、このルートはちょっと追って、バズーカで打たれて、なんとか交わして、つかまるんですかね…。
「61」
「どうだね、ルパン君。君たちも我々も目的が同じようだし、組んでみる気はないかね? そうすれば我々が掴んでいるグランローゼンの情報はすべて公開しよう」
えええぇぇぇぇええぇぇぇぇええ!!!!!
ちょ、超展開wwww
引き受ける「128」/断る「84」
このシャドーコピーってどんな展開なんだ?
と言うわけで、待て詳報!
第「7」クラスター 「293」→「131」

と、お、お待たせいたしました!
早速「293」を見てみましょう!
おっとこちらでは、どうも重要っぽいアイテムが手には入って、グランローゼンがどうも錬金術師の家系だとわかる。で、いましたね、マッケンジー大佐。部屋に戻ると、同じ言葉を投げられます。
ほほー。
ここで、「128」と「84」に分かれて、グラフも完全に分断されるのですが、まあ、この質問の後であるならば当然と言えるところです。
さて、では「7」クラスター追うことにしましょう。
んー、ARMSを尾行するか、警察でグランローゼンの情報を漁るの2ルートに分かれて、ARMSの方は特になんにもなく「131」に、警察ルートは銭形警部が出てきたりどたばたするけれど、上手くいけばデータを手に入れて「131」へ合流。
で、ここの質問が、
ミッシェルを知っている「285」/知らない「344」。
うーん。
ここで、派手に「9」クラスターへ行くか、「0」クラスターへ行くかが分断されます。
というか、ここは派手に分断されています。
どこで合流するのだろうと思われるほど、分断。
なので、この物語は2ルートあるのですね。
んー、もうちょっと追っかけてみることにしましょう。
第「8」クラスター 「128」→「999」 抜け道なし、絶対に死ぬwww

ちょwww
まあ、あの選択肢でこれなら、自業自得の範囲内か…。
追います。
「128」奴はドラキュラ。ARMSと一緒に行動する? NO「174」/YES「185」
ここは分岐してそうですねえ・・・。
んー、別行動をすると、どのみちバンパイア−に殺される。
ミシェルがこっちへ来ちゃだめ! と言うのだけど、まあどのみち死ぬ。
ただ、唯一逃れるルートがあって、こっちは、一緒に行動するルートへ合流。
というわけで、一緒に行動するルート。
んー、この辺は実は入り組んでいるのですが、どちらにしても、ARMSもバンパイア−にやられて全滅するっぽい。
「238」→「263」「275」→「335」と流れた後、また戻ってきて、「385」→「253」というルートがしびれますね。すごいです。何じゃこのルートはと。
以上、問答無用に全滅なようすが確認できました(笑)
と、本日はこの辺にしておきましょう。
わたしも、ずっと解析に没頭していても仕方ありませんし、たぶん、この解説だけでも真剣に全部追っていたら、たぶん読むのに1時間は掛かるはず(ええ、書くのは恐ろしく長い時間が掛かりますが)。なので、あんまり大量に出しても、迷惑だろうなあと思ってしまいますし、わたしもあまりの複雑さに、酸欠になりそうです(^_^;
すでにクラスターの解析は終わっていますので、続きが気になる方は、グラフ図を見つめて、お手元に本作「黒い薔薇のノスフェラトゥ」がもし万が一ございましたら、そちらで確認してみてください。
というわけで、また次回!

前回は、詳細にグラフを追ってみましたが、今回からは、クラスター単位でやっていくことにしましょう。
なので、クラスターがどのような構成になっているかを、捜していくことになります。
■前回の様子はこちら。
詳細GB解析 黒い薔薇のノスフェラトゥ [前編] 樋口グラフを解析する!
http://blog.story-fact.com/?eid=1069186
前回は「1」クラスターを分析しました。
その結果、どうもすべてのルートが「251」へ合流することが分かりました。
こういった要になる項目を捜すにはどうしたら良いのでしょうか。
こればっかりは、「経験」というか「グラフと友達になる」と言うぐらいしか書けないのですが、実は、まあ、ちょっとは楽になる方法がありますので、ご紹介しましょう。
■クラスター検出のやり方の一例
「1」のクラスターはどうも「225」へ1度グラフが終結し、その後「251」へ再集結するという構成を取っていました。この終結するポイントというのは実は、簡単に見つかります。つまり、その項目へ集まっている流入ルートの数を把握すればいいのです。
数多くのルートが流入しているのであれば、それは、たぶんハブとなっている項目。
そこでいったん流れが止まっているはずです。
上から行きますが、
おっと、「292」へ三つのルートが集結していますね。「46」「314」「130」です。
どうもここがハブのようです。逆流して潰していきますが、ほほー、ほとんどこの「292」へ合流しますね。ただ、「2」から「49」へ流れるルートがあり、これはどうも深い模様。
なるほど、これで、「251」→「292」「2」の第2クラスターが発見できました。
同じ手口で、「292」→「105」の第3クラスター(これは分岐がない)、
「49」から「35」へ流れるルートを、第4クラスター(これはブリッジ?)
「116」「13」から入って、なかがぐちゃぐちゃしていますが最終的に「162」「262」へ統合する、だいぶ複雑な第5クラスターを発見することができました。この「162」と「262」はシャドーコピーの関係です。
どうでしょうか。
何となく、できそうな気になるのではないでしょうか(^_^;
しかし、複雑ですね…(笑)。
さすが、樋口センセです。
実際には、これほど細分化すると、とてもマーカーが足りなくなりますので、もっと大まかにするのですが(ちなみに、1〜0、A〜Zで36種類しかない)、まずはわかりやすくこれぐらいの粒度でやってみましょう。
徐々に大まかにしていきます。
■実際のグラフ図はこちら。
http://story-fact.com/085.htm
第「2」クラスター 「251」→「292」「2」

このクラスターは、グランローゼンというお金持ちの舞踏会の会場へ入るところから始まります。
ここはイキナリ「251」で招待状を持っている/持っていないで、成功組/失敗組に分かれます。
成功組は淡泊ですねえ…。
早々に「292」へたどり着き、ここで著名な女優を発見。
小型カメラを持っている/持っていないの分岐となります。
これが「292」の正体です。
ほとんど物語が進んでいません(笑)。なので、この粒度でやってもあんまり意味がないのですが、まあ、よいでしょう。
続いて、「272」へ流れる失敗組ルートです。
おっとこっちは、侵入ルートですね。こっちの方がいいルートです。
「273」でマフィアのボスを見つけて、拳銃で脅します(次元が)。ここで、変装する/変装アイテムがない、で分かれます。成功ルートは「314」を介して「292」へ合流します。この段階で、「292」にはルパンの姿のまま/マフィアに変装して、突入しているのですね(^_^; 後の展開が楽しみです。
さて、失敗組は、例の「4」ルートへ向かう展開です。
「301」→「72」→「2」→「60」「49」
と言うルートですね。追えてますか?
「301」はマフィアのボスが叫んで警備員がやってくる
「72」はとりあえず警備員を倒すが大量にやってくる
「2」は逃げたが、庭にはドーベルマンがわんさか
ここで、邸外へ逃げる「60」/屋敷に戻る「49」で屋敷に戻ると「4」ルートです。
この「4」ルートは失敗ルートの救済ルートみたいですね。
あとにまわしましょう。
さてリカバールートっぽい「60」ですが、美術館に戻ってアイテムを取り戻します。
で、再侵入ですが正面から入る「130」/裏から忍び込む「49」。
「130」はなんとか正面から入ろうとすると、アラン・ドロンが暴れてて入れたという展開。このルートは「292」へ合流します。
すごいですねwww
めまいがします。
これですべてを見終わりました。
第「3」クラスター 「292」→「105」

このクラスターは短そうですねえ…。
「292」は著名な女優を発見、小型カメラを持っている/持っていない、です。
で持っている方はそのまま写真ゲットで、持ってないと同じ項目へ合流。ただ、これ、プレイヤーからは、同じ項目へ合流しているかどうかは分からないのですよね。まあ、いいか。
「324」はこのパーティーを主催しているグランローゼンが近づいてくる。
その場を離れる「105」/伯爵と話す「127」です。
伯爵だったんですね(<おい!)。
で、「105」はハブなので後回しにしまして、「127」ルート。
で、ここで思い出してほしいのですが、この時点で変装している/していないの二つのパターンでこのシーンに突入しているはず。無難な会話をしますが、どうも疑っているご様子。おっと次元がいるのか(そして変装していない…)。で、選択肢。
不二子のことを聞く「161」/ルパンについて訪ねて見る「141」
おっと、なかなかチャレンジングな会話になって参りました!
盛り上がってきました!
「161」→いいえ、知りません。
「141」→ああ、知っていますよ、泥棒のことですね。
えーえぇぇぇええぇぇぇ!
ここは軽くスルーですか…。
フラグも立っていないので、実はこの選択肢はあんまり意味がないのですが、まあ、んー、とりあえずドキドキだけはした。
これは両方とも「105」へ合流。
「105」は、そのまま二階へ侵入(この辺強引…)、そこで、少女に出会います。
これは本編のヒロイン、ミシェルです。
ここで、選択肢、すぐに逃げる「94」/少女に話しかけてみる「116」とまあ、にげちゃだめだろ、とつぶやきつつ、これで、第「3」クラスターを全部見たことになります。
第「4」クラスター 「49」「94」「83」→「35」

これは失敗ルートの敗者復活ルート。
えーと、「49」「94」「83」はほんと意味のない、ブリッジ。舞踏会に戻ります。
「35」で何者かが、屋敷に襲撃を掛けてきます。
おお、大展開!
しかし、これはそのまま「5」ルートへ向かいますので、待て、詳報!
第「5」クラスター 「116」「13」→「162」「262」

「116」
少女に話しかけますが、おっと大展開…。
どうも、ルパンはこの子を十年ぐらい前に車ではねたことがあるらしい…。
だけど、いまのこの子は10歳ぐらい。あれ? 年とってないんじゃねえ?
で、「ミシェル」と名前を呼ぶと、女の子が逃げ出す。
あきらめて一階へ行く「83」/少女を追う「173」
「173」
「ミシェル? きみはミシェルなのか?」
少女は悲しげな顔をする。
「そうよ。あなたはルパンね?」
ここへ、変装モードで突入した人にはたぶん胸の中でなにかただならない想いがぐわーーと盛り上がってきているに違いない。
なかなかの大展開。
そうだと答える「206」/違うと答える「184」
やるな、樋口センセ。
もう、そうだルートを追う以外ありません「206」。
「お願い、伯爵を殺して! わたしもう生きていることに耐えられない!」
ちょwww スーパー展開です。
「215」へ
「215」
おっと、ここで、武装集団が屋敷に襲撃を掛けてきます。
男たちと戦う「13」/伯爵をさがす「226」/少女を捜す「262」
これは迷いますねえ。
と…。「13」「262」はハブですので、「226」を追跡しましょう。
「226」
ここは、通過。「397」へ。これはなんだろう? 他に「397」へリンクしているのはないのだけど、まあいいか。項目数調整用だろうか。
「397」
いろいろ捜すが見つからない。
さらに上の階へ「252」/一階へ下りる「262」←これはハブ
「252」
いくら捜しても分からない。隠し部屋でもあるのか?
「13」へ
これで、「206」ルートは完了です。
回収していなかった「184」
これはそのまま「215」へ。ここはテクニカルなのだけど、うーん説明が難しい。さっせよ(笑)。これはすごいなと思った…。
# 「13」ルート。
失敗組は、あのミシェルの衝撃展開を味わえないのですね…。
うわー、寂しすぎる…。
「13」どうも敵はガスマスクをつけているフル装備(←ガス来るよ〜!)
P38を抜く「24」/持ってない「195」
「24」しかし、数が多すぎる! 「47」へ
「47」しかし、やつらは攻撃を止めた。リーダーが何かをしている。「162」へ
「162」はハブなのでストップ。
「195」警備員の落とした拳銃がある。
デザートイーグルを使う「237」/MP5を使う「242」
「237」ジャムってる 「162」へ
「242」敵は多い。後退しよう「262」へ
#ハブ「162」「262」
さて、ハブにやってまいりました。
その後の選択肢はまったく同じなので、展開をまったりと見てみることにしましょう。
「162」
なんだかよく分からないけど、やつらはARMSという非合法組織でCIAの部下らしい。
ARMSは退却していく。マッケンジー大佐が指揮しているらしい。
トラックを追う「274」/焼け跡へ行ってみる「293」
「262」
おっと、こっちは地下室でミシェルが捕まっている!
いろいろバトルがあって。
マッケンジーを追う「274」/焼け跡にいてみる「293」
ちなみにARMSは次元が知っていたことになっていた。おっとこれは「162」と同じか。
なるほど…。
結構、見所を通れない人はかなりありそうですなあ…。
ん…。
■ひとやすみ 通常版の解析と詳細解析はどうちがうのか
とりあえず一通り、このクラスターの展開を追ってみました。
ちょうどいいところで、切れましたね(^_^;
ええ、たまたまです。
あー、いや、ここから、山容というかグラフの構造ががらっと変わるのです。
なので、おお、ここから違う展開だなあと、まったく読んでいないのですが、まあグラフを見れば、だいたいわかるというか…。
また、詳細でない方のGB解析も、今回やっているように詳細には追っているわけではありませんので、念のためにお断りしておきます(^_^;
GB解析でグラフ打ちをしている時は、番号どおりに読んでいますので、つまりゲームブックを結果的にランダムに読んでいることになります。断片的にではあるのですが、何が起こるかすべて読んでいるという状況なのです。
それで、物語の全容が分かるのかと言われれば、まあ分かると言えば分かるし、まあいまやっているほど詳細には分からないと言えば、分からないのですが。
ただ、これをやると、静的な物語構造は全部掴めます。
ここから先は物語解析になるのですが、すべての人物関係、登場する舞台、起こるイベントが把握できると、どの程度の物語が構築可能かが分かるのです。要するにそこから、勝手に脳内で再構築して、たぶんこんな感じだろうと、やっているわけです。
この辺は静の物語解析がフル回転で活躍しているわけです。
ただ、どの順で語られているかは、掴めないのですね(^_^; まあ、ランダムで読んでいますから…。ミシェルはクライマックス辺りでばらしていたのかと思っていたら、こんなに初っ端でぶちかましていたとはwww という感じになってしまうのです。
あと百項目ぐらい進んだらどうもここは袋小路だった、みたいな、そんなのあり? という地雷が埋まっていることも掴めない。
念のため、そういった多少の弱点がある解析方法で解析していると思っていただければうれしいです。
はなしがそれました。
だいぶ細かくやってきましたが、この辺から普段どおりの大まかなクラスターで見ていくことにしましょう。
第「6」クラスター 「274」→「61」

このクラスターは、トラックを追う/マッケンジーを追うで突入する、追跡ルートのようです。短いですねえ。どうも撒かれて、もう一方の「7」クラスターへ合流するようです。「61」が「293」のシャドーコピーになっています。
もう、この「黒い薔薇のノスフェラトゥ」はほんと、シャドーコピー、シャドーコピー、シャドーコピー、シャドーコピー、シャドーコピーですね(^_^; ひたすらに多用されています。
えーと、このルートはちょっと追って、バズーカで打たれて、なんとか交わして、つかまるんですかね…。
「61」
「どうだね、ルパン君。君たちも我々も目的が同じようだし、組んでみる気はないかね? そうすれば我々が掴んでいるグランローゼンの情報はすべて公開しよう」
えええぇぇぇぇええぇぇぇぇええ!!!!!
ちょ、超展開wwww
引き受ける「128」/断る「84」
このシャドーコピーってどんな展開なんだ?
と言うわけで、待て詳報!
第「7」クラスター 「293」→「131」

と、お、お待たせいたしました!
早速「293」を見てみましょう!
おっとこちらでは、どうも重要っぽいアイテムが手には入って、グランローゼンがどうも錬金術師の家系だとわかる。で、いましたね、マッケンジー大佐。部屋に戻ると、同じ言葉を投げられます。
ほほー。
ここで、「128」と「84」に分かれて、グラフも完全に分断されるのですが、まあ、この質問の後であるならば当然と言えるところです。
さて、では「7」クラスター追うことにしましょう。
んー、ARMSを尾行するか、警察でグランローゼンの情報を漁るの2ルートに分かれて、ARMSの方は特になんにもなく「131」に、警察ルートは銭形警部が出てきたりどたばたするけれど、上手くいけばデータを手に入れて「131」へ合流。
で、ここの質問が、
ミッシェルを知っている「285」/知らない「344」。
うーん。
ここで、派手に「9」クラスターへ行くか、「0」クラスターへ行くかが分断されます。
というか、ここは派手に分断されています。
どこで合流するのだろうと思われるほど、分断。
なので、この物語は2ルートあるのですね。
んー、もうちょっと追っかけてみることにしましょう。
第「8」クラスター 「128」→「999」 抜け道なし、絶対に死ぬwww

ちょwww
まあ、あの選択肢でこれなら、自業自得の範囲内か…。
追います。
「128」奴はドラキュラ。ARMSと一緒に行動する? NO「174」/YES「185」
ここは分岐してそうですねえ・・・。
んー、別行動をすると、どのみちバンパイア−に殺される。
ミシェルがこっちへ来ちゃだめ! と言うのだけど、まあどのみち死ぬ。
ただ、唯一逃れるルートがあって、こっちは、一緒に行動するルートへ合流。
というわけで、一緒に行動するルート。
んー、この辺は実は入り組んでいるのですが、どちらにしても、ARMSもバンパイア−にやられて全滅するっぽい。
「238」→「263」「275」→「335」と流れた後、また戻ってきて、「385」→「253」というルートがしびれますね。すごいです。何じゃこのルートはと。
以上、問答無用に全滅なようすが確認できました(笑)
と、本日はこの辺にしておきましょう。
わたしも、ずっと解析に没頭していても仕方ありませんし、たぶん、この解説だけでも真剣に全部追っていたら、たぶん読むのに1時間は掛かるはず(ええ、書くのは恐ろしく長い時間が掛かりますが)。なので、あんまり大量に出しても、迷惑だろうなあと思ってしまいますし、わたしもあまりの複雑さに、酸欠になりそうです(^_^;
すでにクラスターの解析は終わっていますので、続きが気になる方は、グラフ図を見つめて、お手元に本作「黒い薔薇のノスフェラトゥ」がもし万が一ございましたら、そちらで確認してみてください。
というわけで、また次回!
