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喫茶店のコーヒーと紅茶へのリベンジ その3


 えーと、間が空きました。
 続きです。


 過去のエントリーはこちら。
 ■【小説の書き方を教えてください】<楽な範囲でやってみた
 ■小説の書き方の話
 ■小説的な表現の実験です・・・、すみません・・・。
 ■喫茶店のコーヒーと紅茶へのリベンジ その1
 ■喫茶店のコーヒーと紅茶へのリベンジ その2  


 このシーンを作っている。

 ・主人公がカフェで紅茶を飲みながら、論文を読んでいる。
 ・ヒロインが入ってきて、コーヒーを頼む。
 ・いらいらとするヒロインをちろちろ見る主人公。
 ・紅茶が出てくる。
 ・怒るヒロイン。
 ・主人公がなだめる。
 ・冷たいヒロイン。
 ・しかし、主人公が読んでいる論文を見て、おっと思う。
 ・ちょうど今の取引に使えそうなネタなのだ。
 ・説明して欲しいと言う。
 ・一時間で突貫でレクチャーする。

 で、

 ・達也がカフェで論文を読んでいるところから始まる冒頭
 ・達也がカフェに入ってくるところから始める冒頭
 ・通りを歩いているところから始まる冒頭


 これまでの二回で、第一のシーンと第二のシーンを書きました。
 今回は第三のシーンです。
 通りを歩いているところから始まるシーンですね。

 このカフェはどこにあるんでしょうね。
 一応モデルはあるのですが、その場所をもろに書いてしまうと元ネタがばれる(笑)。しかもその場所は大学が近くにないし、著名な骨董店もない。なので、適当に都合のよい場所とコンパチして架空のカフェを作ってしまうのです。
 うーん、物語的には青山とかだとそこそこぴったりなのですが、カフェの設定とまったく合わない。あんなに地価の高いところにあるカフェがこんなにのんきであるはずがない。
 でー、おしゃれめで、人はそんなにいなく、大学が近くにあり、著名骨董店もある場所を探しましょう。
 なんかすごい難しい設定ですね(笑)。

 まずはじめに思ったのはお茶の水界隈かなあと。
 お茶の水&神保町界隈の、一本裏に入ったカフェ。
 この区域は実は働いていたことがあるので、土地勘もある。
 (この辺だと浮世絵とかになりそうであるが・・・)
 あー、うーん。
 骨董店やめて、稀覯本店にする?
 ただ、わたしは稀覯本の取引に関する知識はない。また、ちょっと、RODというアニメの設定にまんま直撃で、隣接するのはあんまりよろしくない。
 と言うわけで保留。

 ◆この辺の界隈。
 
大きな地図で見る


 根津とか・・・。根津ねえ・・・。
 あの辺知らないんだよな・・・。
 骨董店はあるにはあるけどね・・・。
 あと、東大裏はいやだ。

 大学とかだと、金沢大とか、横浜国大とか、そんな感じのところ。
 文化研究がなんか進んでいそうな感じのところ。

 金沢ねえ・・・。行ったことないし、あの辺に骨董店は著名なのはなかった気がする(どうでもいいが、わたしは仕事で骨董屋データベースを作っていた時があるので、その辺の記憶から)。横浜もさりげなくなくて、あの辺はアンティークショップになる。
 そうなると、アンティーク店だな、貴子は。
 まあ、アンティークでもいいんだが、わたしはアンティークは強くない。
 あとそうですなあ、鎌倉とか?
 あの辺、大学あんのかなあ・・・。
 まあ、雰囲気はいいし、土地勘もあるし、実はあの辺は骨董店が集まっているのでいいんだが。

 う。
 うわあぁぁっぁぁぁぁぁぁあああぁっぁぁぁっぁ!

 観光地NG!
 NG! NG! NG! NG! NG! NG! NG! NG!
 絶対にNG!
 客来ちゃうじゃん!!!
 だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ。

 あー、同じく京都も駄目。
 そうかー、京都あったねぇ。

 わたしは結構、街歩きが好きで、関東近県ならあちこち歩き回っていたりする。
 中学の成績ではダントツだったのが物理と地理。
 地図なんて、もう何時間でも見ていられる。
 好きなのだ。
 だけど物理の点があまりにも良すぎたので、間違ったんだよね・・・。
 わたしにとって物理は勉強さえすれば必ず学年たったひとりの満点を取れる科目で、地理はまったく勉強しなくても必ず学年十位に入る科目だった。これで物理が得意と思ってしまったのが人生最大の失敗。
 高校では赤点ぎりぎりの低空飛行だった英語さえできれば、わたしは間違えなく商社マンだった気がする。
 地理と歴史と経済が得意なんて、あと旅好きなんて、どう考えても商社マンじゃないですか。あーあ、英語だなあ。まあ、特許の仕事も似たようなもんでまったく正反対にあるが、適職とは思うけど。
 テクノロジーは商社マンもそうだと思うけど、大好きだし。
 あー、そんな話はよい。
 地理の話をしていたのだった。

 で、まあ、そうやって歩き回った感覚から言うと、どこだろうねぇ。
 あー、うーん。
 こんなことをやっていると、よし! 週末はシャイロックのある場所を探しに東京都内を歩きまくろうツアー決行!!!! とか言う感じになってしまうのだが(<そしてなんどもやったことがある・・・)、えーと、これは一応、単なる講座で3枚ぐらいの描写のためですから!!! と思うのだけど、そういうの大好きだから、どうしてもそういう流れになりそうになってしまいます。

 うーん。
 気は進まないのだけど、早稲田の裏かねえ・・・。
 あー、主人公は早稲田の院生なのか・・・。
 あの辺は・・・、まあ圏内か・・・。

 おし、決定! 
 早稲田通り付近ね。
 あの辺は歩いているんだよね。

 ◆この辺の界隈。

大きな地図で見る

 カフェの存在も目視で確認。
 うーん。一応、早稲田は大学院に日本史学科もあるみたいだ。
 まあ、この辺は大学多いから、別にどこと決め付けられるわけでもないし。


 と、がーっと書いてみましたが、たぶんこれを読んで思ったのは、そんなモデルをいちいち決めるの? ということだと思います。
 まあ、わたしがそういうのが好きと言うこともあると思う。
 ただ、こういうイメージの蓄積がないと、文章は書きにくい。
 書けたとしても、若干劣る文章になりやすい。

 たとえば、現在見ている「ザ・ホワイトハウス」というアメリカの大統領を扱ったドラマでは、仮想敵である国家をクマーという実在しない国家名で呼んでいる。これは現実ではイランやアフガニスタンなのだろうけど、作中では、この中からイスラム原理主義色を完全に消し去っている。これは、外交上かなりまずいからだろうと思うのだが、そのために、このクマーがインベーダーゲームに出てくるインベーダーのようになってしまっているのは事実だと思う。

 たとえば旅情サスペンスのようなものが流行るのは偶然ではないと、わたしは思う。
 舞台が発生させるパワーみたいなものがたぶんあるのだ。
 たとえば、舞台をフランスにした場合と、イタリアにした場合と、ロンドンにした場合に、ロミオとジュリエットがまったく違う筋になる、というような。
 ちなみにどうでもいいが、本家のロミオとジュリエットの舞台はイタリアのヴェローナである。シェイクスピアさん、あんた、そこ行ったことないでしょ、イタリア。しかもこの話の原作はギリシャ時代まで戻りますから。底本はイタリアで流行った本だから、まあ、その辺から雰囲気はもらったんでしょうが。
 これがロンドンを舞台にしていたら、違う物語になりそうではないか。
 ロミ☆ジュリに関して言えば、現代で言えば、ハリウッドかぶれの日本人が書いた、ロスで起こった悲劇みたいな話なのである。
 イタリア人が観れば、
「ちげーよwww ばーかwww」
 と文句を言われていたに違いない(笑)。
 逆に言えば、日本人がハリウッドの「パールハーバー」を観て、
「ちょwww これはないだろwww JKwww」
 と言っているような状況だ。
 話が大幅に予定を超えてずれた。
 えーと、なにが書きたかったんだっけ?

 あー、舞台ドリブンのとき、結構、舞台が持っているパワーを無視しては行けないということだ、たぶん。当たり前すぎて、ため息が出るが・・・。
 この話は、カフェが特殊な役割を果たす。
 なので、このカフェ周り、つまり主要舞台周りは固めておかないと、かなりヤバイというか、ぶっちゃけいうとわたしは、そんな状況で書くことはできない。
 小説とは、数十の過去と未来へ伸びるイメージの束を縒るようなものだ、と書いた。
 どうやって達也はカフェまで来たのか。
 貴子は三十分前になにをしていたのか。
 これをイメージできないと、書き出せないのである。
 少なくともわたしは。
 そのためには、カフェが存在している土地を確定しないとならないのである。

 結構、書くという作業は、それ以前にイメージを固める作業が大量にあって、それをやっていないと少なくとも上手い文章は書けない気がする。なので、こうやって、もう、167行も費やして書いているのだが、こうやってイメージを固める作業をしている。
 何らかの調査レポートを書くとして、こんなイメージがないだろうか。
 調査1週間、レポート執筆3時間。
 小説も結局同じである。
 書くためのイメージ集めがやはり長いのである。
 わずか3枚を書くためにと思われるかも知れないが、集めたイメージは使い回しが効くので、続編を書くのはしやすい。もちろん、たとえば、200枚ぐらいの長編だとしても、シャイロックは何度でも舞台として使うことができる。
 知らないことは書けないのだ。
 そのためにイメージを形成する資料を集める。
 それだけなのだ。

 ながい(笑)。
 長々と書いた。
 もう、二十枚近く書いた(笑)。

 おっとどうでもいいがカフェの名前、シャイロックじゃなくて、シャムロックだろう・・・。意味がぜんぜん変わってしまう(笑)。
 シャイロックは、ベニスの商人の商人の名前。
 シャムロックは、アイルランドの象徴で、三つ葉のクローバー。
 油断していると、あっさり間違えます(<最低・・・)。



 よし書くか。
 おっと、いつも同じような出だしだとつまらないので、今回は出だしが長い冒頭縛りをしてみよう。
 この技法は、長い文章でも使えるのである。
 では。



 せわしい学内を抜けて、寒々とした街路樹の間を通り沿いに歩くと、達也のなじみのカフェ、シャムロックがある。
 騒々しい通りを十分も歩くだけの価値はある。
「いらっしゃい」
「紅茶ね」
「水曜日ですからね。マスター、紅茶!」
 はじけるような久実の声に、抱えた学会誌と論文と喧々諤々の議論の束を下ろし、達也はほっと腰を下ろした。
 やわらかな日差しの向こうの寒空に、飾られたゴールドクレスト。
 静かなインストゥールメンタルは、甘いクリスマスソングに変わっていた。
「どうぞ」
 久実が湯気をたてるティーカップを置く。
「雪でも降りそうですね。飾ったんですか」
「大変だったですよ。マスター、凝るから。降ってもらわないとやってられません」
「どうして?」
「入るんです、お客さんが、たぶん、寒いから」
「へえ」
 シャムロックの午後三時はいつも閑散としている。ランチとパブで賑わうすこし高いカフェは、騒々しい研究室からの逃亡先としては絶好といえた。
 論文のページを繰り、達也は三色のボールペンでラインを引いていく。
 カップに口をつけると、空気に香りがとけた。
「すみません」
 唐突に扉が開き、落ち着いた女性の声が響いた。
「ここ、煙草吸えますか?」
「ええ、わたしも吸いますから」
 奥からマスターが顔を出し、達也に大丈夫だよな、と念を押す。
「ええ、構いません」
 なにげなく視線を上げたつもりが、釘付けになった。
「じゃあ、ホットを」
「はい」
 スーツ姿の女性は近くのテーブル席に座る。達也と歳は変わらないのではと思えるほど若く、その若さには不似合いなほどの大きな革のトランクケースを携えている。長い黒髪にぴったりの黒縁の眼鏡をいじり、ほそい煙をくゆらせて煙草を吸った。
 驚くほどの美人だった。
 達也は生まれて初めて、心が動揺するのを感じた。



 んー、いろいろ考えたんですが、文章的にはほとんど変わらないですね・・・。
 まあ、同じ人が書いているので、同じような文章になるのはしかたないのですが、わざわざ変えるまでもないかなあと思ってしまう。

 だいぶ達也サイドの状況をにじませている内容になっています。
 文章的には冒頭をちょろっと変えただけですが、その後に乗ってくるイメージがガラッと変わってくるのがわかるのではないでしょうか。
 たった、4行変えただけ。
 わたしも4行変えて、ちょっといじってみたら、がらっと印象が変わったので、あーまあ、これでいいかと納得してしまったのです。

 この辺はこの書き方というか小説の難しいところでしょうか。
 結局、小説というのは読者のイメージ上に物語の実体があるので、読者の中にあるイメージが違うと、全く同じ単語を読んでも、全く違うイメージが想起されてしまうのです。
 今回の文章では、だいぶ達也が疲れた人に見えないでしょうか。
 また、なにやらしっかりした人に見えます。
 そうすると、達也の台詞や見解ひとつひとつの印象ががらっと変わってしまう。
 久実に話しかけるシーンが、前回では雑談をしているように見えるのですが、今回はなんというか社交辞令のように見えます。
 ここは全く同じ文章です。
 おっと。
「雪が降るかもしれないですね」を「雪が降りそうですね」に変えたか。
 これは、達也が外を歩いてきた描写があるので、そことのバランスを取っている。
 あー、あと、それにあわせて、
「雪でも降ってもらわないとやってられません」を「降ってもらわないとやってられません」に変えましたね。
 これは、「雪が降りそう」への返答として変だったので、「そうだそうだ、降れ降れ」という感じの若干同意気味の久実を出してみたという感じか。
 ただ、この修正は与える印象には影響のない修正なので、実質的には同じなんだけど、説得力はないか(笑)。

 まあ、いい。
 前回書いた文章とはほとんど変わっていないのだけど、今回の文書は全く印象が変わってしまっているというのだけ確認できればいいです。
 なんというか、同じ冒頭を3回も書くのってつらいですね(笑)。
 とっと続きが書きたいよ(笑)。

 というわけで今回は特に解説するところもないので、あっさり終わることにして、ようやっと「喫茶店でコーヒーを頼んだつもりが紅茶が出てきた」を実現することにしましょう。
 うわー、長かった(笑)。
 もう解説とか100枚近いんじゃないか?

 どーしますかね・・・。
 出来がいいのは、今回書いた稿なので、この稿をベースに続きを書いてみることにしてみましょう。おっと、なんか一気に書くのはもったいないので(というか解説しきれない)ので、何回かに分割してみましょう。
 どんな感じで進んでいくのかがわかるのではないでしょうか。


 ・主人公がカフェで紅茶を飲みながら、論文を読んでいる。
 ・ヒロインが入ってきて、コーヒーを頼む。   
 ・いらいらとするヒロインをちろちろ見る主人公。 ← いまここ
 ・紅茶が出てくる。
 ・怒るヒロイン。
 ・主人公がなだめる。
 ・冷たいヒロイン。
 ・しかし、主人公が読んでいる論文を見て、おっと思う。
 ・ちょうど今の取引に使えそうなネタなのだ。
 ・説明して欲しいと言う。
 ・一時間で突貫でレクチャーする。

 んー、どうしますかねえ・・・。
 冷たいヒロインあたりまでは、貴子が魅力を厖大に振りまくシーンなので、この辺で切って、前半として、そこから先は達也の心理描写が中心になるので、これを後半としますか。

 あー、疲れた(笑)。
 ほんと、続きがかけないというのは、監獄に近いですねぇ・・・。
 まいった。

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