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GB解析 -MG- スーパー・ブラックオニキス 不思議なゲーム的生命感
 梅雨の合間の暑くるしい日々をお過ごしのゲームブック・フリークのみなさま、こんにちは。ゲームブック解析でございます。

 あちー・・・。
 と、そんなことはどうでもよく、大作ですよ〜! 本日は。
 ゲームブック業界に大作と呼ばれる作品はほとんどなく、そのわずかなリストから、あれかな、あれかも、と想像してくださいませ。
 本日は、鈴木直人の「スーパー・ブラックオニキス」に行って見ましょう!
 やったー!!
 どんどん、ぱふぱふ。

 って、突然に始まりましたが、この辺は自己都合。
 実は、本作で、ゲームブック解析の通し番号が200番なのです。
 もちろん、この間にも解析不能作品などが発生していますので、実際の解析した番号ではないのですが、200番はきもちいい。ちなみに100番はPGを取ったミノス王の宮廷の流れの中にあります。というわけで、こういうきりのいい番号は、MGクラスを狙える最高傑作を投入しちまおうぜ、そうしよう、という安易な考えにより、本作の解析をお届けします!
 安易だ・・・。安易すぎる・・・。

 というわけで、どこから行きましょうかね・・・。
 この作品は情報が多すぎて、非常に困るのです。
 なんたって、本作は、wikipediaにさえ項目がありますからねえ・・・。

 まず、wikipediaからみてみますか。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3
%83%91%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3
%82%AF%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%82%B9


 しかし、wikipediaは取り上げる作品から偏っていますなあ・・・。
 内容は大体こんな感じで、わたしも書く文章量を省力化したいので、くわしくはwikipediaをみて欲しいのですが、まあ、こんな感じの作品。
 ごちゃごちゃとごたくを並べても全く説得力がありませんので、速攻で山へ行きましょう。この作品はグラフを見るとよくわかる。



 んーと、これが全景なのですが、あー、そうですか。全く意味不明ですか。
 というか、鈴木作品は、このグラフ解析ツールの解析力を超えているのですな。
 もともと、横3500pxあるものを、豪快に横400pxにしているので、さらに意味不明になっている。この超弩級戦艦ドゴス・ギアの全景をみるには、やはり実寸でなければならないでしょう。
 というわけで、実寸jpgです。
 500kぐらいありますので、ご注意を。
 3500px×2000pxの画像です。

 このサイズでみないと理解できないのは、鈴木作品ぐらいでしょう。
 モニターはフルハイビジョン以上が推奨です。
 ハイビジョンが実機に導入されて、はっきりとわかることがあります。
 それは、ゲームブック解析をやるには、フルハイビジョンが最低限であって、できれば、4kぐらいの解像度が欲しいということです。こういうドゴス・ギアにぶち当たるたびに、痛感します。

 さて、みなさん、実寸でみてますか?
 いえーい、実寸、実寸!
 という声が聞こえてきます。
 みなさん、実寸のドゴス・ギアをご観察されているようで、管理人も安心です。

 さて、この実寸グラフを理解できるということを前提で話を進めますが、見た瞬間、いくつかの点に気付きます。

 まず、管理人がもっとも気にする、「1000」の位置ですが、これが常識的に考えて変な位置にあるのです。
 本ゲームブック解析では、「1000」をゴール、「999」をデッドエンド、「888」を元のグラフに戻る、複数ゴールがある場合は、「1100」「1200」「1300」といったように使い分けているのですが、「1000」が妙な位置にあるのですね。
 えーと、11行目に600番があり、そこに1000があります。
 ということは、このスーパー・ブラックオニキスはたった、11ステップでクリアできてしまうのでしょうか。もちろん、そんなことはないのですが、困りましたね・・・、こんなところにあるよ。
 これは実は、スーパー・ブラックオニキスのエンディングが、ブラックオニキスというアイテムを僧院に運ぶことによって起こるからなのですが、別にブラックオニキスを持ってなくても僧院には行ける。
 僧院は普通に町の中にあるわけです。
 スーパー・ブラックオニキスの特徴は、通常のゲームブックと違い、同じ箇所を何度でも何度でも行き来することを前提に作られていることでしょう。この辺はコンピュータゲームの影響だと思いますが、ゲームブックでは、めずらしい部類に入る作品です。まあ、こういうつくりの巨匠に樋口センセとかのビックネームがいるのですが、文化圏が違うので、めずらしいつくりということにしておきましょう。しかし、樋口センセはぜんぜん評価されねえなぁ・・・。

 さて、しかし、僧院、ずいぶん深いところにありますねえ。
 この辺まで、ウツロの街であるということが端的にドゴス・ギアの全景に表現されているのですが、しかし、なんじゃ、その先もずいぶん深いことになっています。
 これはおそらく、すべてがフラグで管理されており、5つのダンジョンにフラグの条件さえ合えば、いつでもどこからでも行けるということなのですが、そのため、いくつものダンジョンのグラフがごちゃごちゃに重なる形で現れているのです。
 この解析はグラフ構造しか見ていないので、フラグは解析対象外。
 以前やった、ミノス王の王宮の詳細ゲームブック解析みたいなことをやれば、このグラフのハリケーンも見やすくなるのでしょうが、面倒なのでやめておきましょう。

 本作は万事この調子で、プレイヤーはなんどもなんども迷宮に挑戦し、このゲームブックを3000ステップ、5000ステップとうろつくことになるのだと思われます。
 ブラックタワーの発見フローとか、ブラックオニキスの発見フローを見ていて、
「うーん、これは無理だろうwww こんなの発見できるやついないだろうwww」
 と爆笑していました。
 もちろん、管理人はグラフの全景を把握しているので、
「あー、ここが繋がるのか・・・。いや、これはさすがにない。これは無理」
 とかやっているのですが・・・。

 さて、そういったマニアックな部分を除けばは、本作はいたって普通。
 なんというか、普通のダンジョンもの。
 そのダンジョンの描写も、海外モノに比べればいたって質素といえるでしょう。
 ちょっと、この辺は書き手の限界が確認できる。
 ここでつまづくと、ちょっと埋め合わせが大変そうなのですが、それを補って余りあるのが、本作の作家のグラフ把握能力なのかもしれません。

 わたしは、2008年の最新型のフル装備に近い、元ネット屋でしかも物語解析屋、データベースはおもちゃのように操るし、プログラムも書ける。データベース・オペレーションのベテランで、素手でのデータ操作の達人。しかも小説もかけるし、ゲームブックも書ける、しかももとPBMのマスターという、完全フル装備のハッカー。それが分析して、やっとこれなのです。
 20年分の進歩があって、やっと完全解析できるレベル。
 1987年にはMySQLも、apacheも、PHPもなかったのですから、超人的といってよいでしょう。今は当時の技術者が夢見る環境を、ほとんどただで湯水のように使える状況、MySQLにちょっと操作するだけで一秒に2000回とか馬鹿みたいなSQLを投げるプログラムなんて、Windows2000serverの時代でさえ考えられなかった。今は、どんだけ贅沢にコンピュータを使ってもただの時代、当時は表計算なんてあったのだろか・・・。
 まあ超人なわけです。

 はっきりいえば、どう整合性を取っているのか、全く把握できない。
 一週間ばかし、わたしが本気になれば、その姿を全部解剖することはたぶん不可能ではない。もうグラフも取っちゃったし、もう一個テーブル作って、フラグを取ればたぶん、解析できる。
 でも、それはコンピュータの、わたしの最新型のVista機がゴリゴリ解析をしてくれるからであって、デュアルコアのAthlon x2と2GBのメモリーが1秒で解析結果を提示してくれるからできるのであって、1987年当時に紙と鉛筆でどう管理していたかと考えると、背筋に冷や汗が出てくる。
 そこに、厖大な隔絶があるのです。
 そして、20年という年月が、その超人の世界を解析できるようにしているのです。

 なんか、話がずれた・・・。

 えーと、フォローが長くなったのだな。
 戻しますと、本作は、ちょっとダンジョンものとしてみても質素だし、物語があるとは言い難い。ダンジョンとしては、ドルアーガの塔の第二部のほうが上、もちろん、海外作品と比べようもない。
 で、本作は全部ダンジョンだから、つまりだめってことじゃないの? という話になる。
 もちろん、そうではない。
 なぜだろう?
 そこが語りたいのである。

 本作の特徴は、鈴木さんもあとがきで書いているが、4人でパーティーを組むというところなのだろう。こういう作品は海外モノにもたくさんあるのだが(富士見系が多い。「パックス砦の囚人」と「ゴーストタワーの魂の石」ぐらいはチェックしておこう。「ウェイレスの大魔術師」はどうかと思いつつもあげておこう。ちなみに日本製は大量に傑作がうじゃうじゃあるので省略)、鈴木さん独特のギミック感がパーティーに仕掛けてあるというところが新感覚なのかも知れない。
 (しかし、タラミスはあまりにも扱いがおざなりで泣ける・・・)
 このパーティーがなかったら、この、スーパー・ブラックオニキスはどれだけ精彩を失った作品になってしまっていただろうと思う。
 掛け合いが面白いのではない。
 何か、「ゲーム的に生きている」という感じがするのである。
 それが何なのか、どうして、「ゲーム的な生命感」が付与されているのか、それがわからないのである。
 情報系の問題だろうか。
 行動が分離されるからだろうか。
 この辺はゲームの話としては、すさまじく難しいところなので、おいて置こう。
 たぶん、わたしと同じ疑問にたどり着けるひとはほとんどいないだろう。
 ただ、鈴木直人は、それをやっているのである。
 不思議な人である。

 また、本作は、冒頭でも書いたように、プレイヤーが3000ステップうろついても、5000ステップうろついても大丈夫なように作っている。
 これも、実は海外作品に同程度の技術力を持った作家はなく、この技術の双壁はこのゲームブック解析でなんども登場する樋口センセぐらいであろう。
 鈴木さんはダンジョン、樋口センセは地図という得意領域は分かれているのであるが、なぜこういう技術が生まれたのかは不明である。たぶん、コンピュータゲームの構造をそのまま真似たのだろうが、それを人力でやってしまうところは、鈴木さんは超人、樋口センセは天才なのだろう。

 さて、ずいぶん長々と書いた。
 あと、何を語っていないだろうか?

 おっとそうだ。
 本作のグレードだが、MG(マスターグレード)とします。
 これには異論がありそうだが、さすがにPG(パーフェクトグレード)とは言えない。
 まあ、唯一のPGである「ミノス王の宮廷」が飛び抜けすぎた化け物である、ということもあるのであるが、やはりミノス王のレベルには数段足りない。
 ミノス王が80点とすれば56点ぐらい。
 それだけ向上する余地があるということで、まだまだこのレベルでパーフェクトを名乗るのは五世紀早い。
 こういうことは、これまで長々と書いた中で語ったはずなので、わかるだろう。

 つかれた・・・。
 長かった・・・。







| ゲームブック解析 -MG- | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事
GB解析 -MG- ドルアーガの塔3 魔界の滅亡 ドルアーガとの死闘、そして大迷宮
【現在、自作ゲームブックを公開中です! ぜひ、遊んでみてください!】
【ついにリリース!実験的ゲームブック 「辺境の祭」 公開しました!】


 さて、最後となります、ドルアーガの塔3 魔界の滅亡ですが、本作は大迷宮です。
 以上。

 えー! と思われた方に、はこの山をお見せすれば納得いただけることでしょう。



 うーん、迷宮です。









| ゲームブック解析 -MG- | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
GB解析 -MG- ドルアーガの塔2  魔宮の勇者たち シリーズ最高峰の華やかさ


 さて、続いてまいりましょう。
 淡々と解析するゲームブック解析ですが、本作「ドルアーガの塔2  魔宮の勇者たち」はその華やかな光景に目を奪われっぱなしであったことを告白しなければなりません。
 仲間は増えるわ、塔の外へ襲撃に行くわ、殺されると掘り出してくれるわ、まあ、なんともにぎやかな限り。
 第一部の20階を上りきって、21階にやってくると、プロローグでいきなりそこに商店街(?)が広がっていることに驚かされます。冷たい塔の中から一変、バザールのど真ん中に放り込まれるのです。
「えー! これまで20階ものダンジョンで、ギルは死にそうになったのに! なんで、一般人が上ってこれるの?!」
 いえいえ。
 実は25階から、襲撃船が出ておりまして、もっぱら塔の住民たちはここから生活資源を獲得していることがわかるのです。
 というわけで、近隣階は交易港のようなにぎやかさ。
 仲間となる、タウルスとメルロンもこの付近にいます。

 もう、本当に、この第二部はシティアドベンチャーのよう。
 ダンジョンなんだけど、シティという、感覚が味わえます。
 これだけ光彩に満ちたシティを書けるのだから、さすがマスター。

 では山へ行きましょう。



 なるほど。







| ゲームブック解析 -MG- | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
GB解析 -MG- ドルアーガの塔1  悪魔に魅せられし者 果たして塔に神は棲んでいるのか


 みなさま!
 お、お、お待たせいたしました!
 ゲームブック解析でございます。

 長い間、お待ちいただいていた方もあるのではないかと思うのですが、予告どおり、ドルアーガ3部作の解析をお送りすることができることとなりました!
 国産ゲームブックの最高峰とされる本作ですが、その実力はいかがなものなのでしょうか?

 あ、え? 長い話はどうでもいいから、結論ですって?
 いやー、皆さん、気が早い・・・。
 わかりました、結論から!

 -MG-(マスターグレード)で!

 さすがに噂に違わない出来、そして、実現不可能かと思われた大構想。細部に神は宿ると古の人々も申されていますが、ここに確かに神はお住まいでした。

 本作、ドルアーガの塔全60階を3部に分けてゲームブック化したという恐るべき作品なのですが、たぶん、本作を知らない方は、
「60階全部書いても面白くないだろう? というか無理だろう?」
 と思われることでしょう。
 ところがどっこい。
 実現してしまっているんですね、本作は。
 しかもこれでもかと思えるぐらい多彩な塔の内部を描き、光彩を持って迫ります。
 特筆なのは・・・、
 え? 説明はいいから山だって?
 うーーん、しかたありません。とりあえず、山から行きますか。

 

 上ってますねえ。

 実は、本作「ドルアーガの塔1  悪魔に魅せられし者」はしょっぱなということもあってエントリー向けに作られています。なので、緻密にマッピングしていけば、20階までは確実にたどり着くことが出来ます。
 また、それほどエピソードにあふれているわけではなく、淡々と進んでいきます。ゲームブックの天才鈴木直人の本領は、第二部、そして第三部。まあ、ぶっちゃけ、第二部、第三部を読んでから、第一部に戻ると拍子抜けするほどです。
 というわけで、日本が誇る最高峰ドルアーガの塔の記念すべき、オープニングということで。
 肩慣らしに、ちゃっちゃと遊んでみてください。
 スティーブ・ジャクソンの平均的な作品ぐらいには面白いはずです。








 
 
| ゲームブック解析 -MG- | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
GB解析 -MG- ソーサリー4 王の冠 ゲームブック史上屈指の難度

 最終巻、王の冠の登場です。

 GB解析 -MG- ソーサリー1 魔法使いの丘 センス・オブ・ワンダーへの扉
 GB解析 -MG- ソーサリー2 城砦都市カーレ 壮麗な仕掛けの数々、そして危険な陰謀たち
 GB解析 -MG- ソーサリー3 七匹の大蛇 大魔王の放った七匹の大蛇との死闘、広大な荒野を制することができるか
 GB解析 -MG- ソーサリー4 王の冠 ゲームブック史上屈指の難度


 もう、わたしの言葉ではこの作品の魅力は伝えられないでしょう。いくつかの引用をそれに代えましょう。

 
 「すぐにそのほら穴を出たのは賢明じゃったな。さもなくばいまごろはもう震え病の兆候が現れているはずじゃ」シフーリは、シヒンブリのことを知らせてくれた礼をしたいと考えたらしく、マンパン砦について話を始めた。「あの砦には用心せねばならんぞ。何しろ無法地帯じゃ。生きて帰ろうと思うなら、前にも後ろにも目を光らせておくことを忘れるな。砦の奥へ入るには、四つのスローペン・ドアを通り抜けねばならん。見た目は大きな両開きの扉にすぎんが、命取りになる。しかも外見だけでは、ほかの扉と区別がつかんからやっかいじゃ」
 あなたが熱心に聞いているのに気づいて、シフーリは、自分の話があなたの役に立つのがうれしそうだった。あなたが腰をあげると、シフーリがそばの一匹に手で合図をした。そのシーサチュロスは広間から走り出て、皮の袋を持って戻ってきた。皮袋の中には、あなたの役に立ちそうなものがいくつか入っている。


 彼らがさかんに手招きするので、あなたは足を速めた。サイトマスターは全部で三人おり、あなたは妙に気がゆるむのをおぼえた。祖国のアナランドでは、サイトマスターたちは国境の警備にあたっていて、そのずば抜けた視力で守備隊の役目を完璧に果たしている。しかしあなたはすぐに警戒心を取り戻した。彼らがなぜマンパンにいるのかという疑念がふたたび頭をもたげてきたのだ。ひとりがあなたを自分たちのなかにひっぱりこんでいった。
「スローペン・ドアから入ってきたとき、すぐにあんただとわかった。このマンパンじゃ、アナランド人のあんたがくるってことはみんなが知ってるんだよ。一匹目の大蛇が戻ってきて以来、大魔王はあんたを待ち構えている。おれたちが返送の手伝いをしてやる。さあ、この上着を着るといい」
 そして、太い紐で前を結ぶようになった重そうな上着を差し出した。


 あとは読んだ人の楽しみとしよう。

 解析結果を。

 

 ■実寸HTML
 http://story-fact.com/37.htm


 なるほど。
 ちなみに、一冊だけで7時間ぐらいはかかりました・・・。


 追記:

 こちらも新訳が出ております。
 ■諸王の冠

 厚いですね。
 厚さだけでなく中身も3倍増ぐらいになっております。











| ゲームブック解析 -MG- | 01:30 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事
GB解析 -MG- ソーサリー3 七匹の大蛇 大魔王の放った七匹の大蛇との死闘、広大な荒野を制することができるか

 さて、第三巻、七匹の大蛇の登場です。

 GB解析 -MG- ソーサリー1 魔法使いの丘 センス・オブ・ワンダーへの扉
 GB解析 -MG- ソーサリー2 城砦都市カーレ 壮麗な仕掛けの数々、そして危険な陰謀たち
 GB解析 -MG- ソーサリー3 七匹の大蛇 大魔王の放った七匹の大蛇との死闘、広大な荒野を制することができるか
 GB解析 -MG- ソーサリー4 王の冠 ゲームブック史上屈指の難度



 本巻は、スパイとして放たれた七匹の大蛇(というより竜ですが)を荒野で迎撃するという、なんとも無理難題なお話。
 さまざまな特殊能力を持った、陽の蛇、月の蛇、地の蛇、火の蛇、水の蛇、気の蛇、そして時の蛇。やつらを倒すヒントは、この広大な荒野に生きる人々、遺跡、怪物、賢者たちが教えてくれる。
 砂漠で、湖で、岩山で、森で。
 七匹の大蛇たちとの死闘を制せよ!
 という感じ。
 このあたりから、難度が上がってきます。

 とにかく圧巻は、その戦闘シーン。
 ジャクソンは単純に、戦いのシーンを書きたかっただけじゃないかなあ、なんて思ってしまうほど、力の入れようはすごい。
 引用してみましょう。

 あなたは真鍮の振り子を持っているだろうか? もしもっていないならこの呪文は使えない。あなたは大蛇に襲われ、体力ポイントを3失った。
 もし振り子を持っているのなら、それを大蛇の前で振る。呪文の効き目で蛇は真鍮の玉をじっとみつめ、眠くなってくるはずだ。ああ、ところが、この呪文には大蛇の意志力を打ち負かすだけの力はなかった。大蛇は逆にあなたの手から振り子をたたき落とし、襲い掛かってきた。急いで武器を構えなくては。


 これ、普通に8個ぐらいある選択肢の一つの結果なのですが、全部が全部こんな感じだったり・・・。ジャクソンはたぶん、簡単に結果を処理しているつもりなのだろうですが、なかなか緊迫感がありますよねえ・・・。

 解析結果です。

 

 戦いまくってますね・・・。

 ■実寸HTML
 http://story-fact.com/36.htm


 追記:

 こちらも新訳が出ています。
 ■七匹の大蛇
 こちらはタイトルそのままです。
 おお、もともとの原題は、「セブン・サーペンツ」なのですね。
 サーペントならば、うーん、大蛇・・・。
 海竜・・・。
 蛇でないことは確かなのですが・・・、ややこしい。
(途中で、蛇使いが出てきたりするので、ちょっと混乱するのです)








| ゲームブック解析 -MG- | 01:02 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事
GB解析 -MG- ソーサリー2 城砦都市カーレ 壮麗な仕掛けの数々、そして危険な陰謀たち
 さて、ソーサリー2 城砦都市カーレの登場です。

 GB解析 -MG- ソーサリー1 魔法使いの丘 センス・オブ・ワンダーへの扉
 GB解析 -MG- ソーサリー2 城砦都市カーレ 壮麗な仕掛けの数々、そして危険な陰謀たち
 GB解析 -MG- ソーサリー3 七匹の大蛇 大魔王の放った七匹の大蛇との死闘、広大な荒野を制することができるか
 GB解析 -MG- ソーサリー4 王の冠 ゲームブック史上屈指の難度



 シティーアドヴェンチャーとして登場する本巻ですが、さすがジャクソンと思えるほど、多彩な住民、建物、そして仕掛けを満載させて、この北方の巨大城砦都市を表現しています。
 以前ご紹介した、盟友リビングストンの盗賊都市に比べると、若干都市の華やぎには欠ける気がしますが、なかなかどうして、危険で陰謀に満ち、そして怪異な住民たちの織り成すその猥雑さは、大冒険行の第二巻にふさわしいできです。
 ソーサリー4部作の最終巻は、巨大城砦に挑む800パラグラフもの大迷宮なのですが、多彩さ、そしてその鮮やかさでは、この巻に一歩譲らなければならないかも知れません。

 この危険に満ちた、無秩序な街で、あなたは生き残ることができるか!?

 引用しましょう。

 朝日が昇るとともに、カーレの街もしだいに活気づいてきた。しばらく行くと、広場のようなところにぶつかった。中央の記念塔のような物のまわりに、奇妙な姿をした生き物がたくさん集まっている。あなたは近づいていった。大勢がのぞき込んでいるところをみると、記念塔の大きなアーチ型の入り口のなかには、なにか非常に貴重な物が納められているらしい。
 見物人の一団も、かなり風変わりだった。みな一様に顔が長く、体がやせてひょろ長い。それに目をとじたままなのだ!
 ・あなたは、もっと近寄って記念塔をながめるか、
 ・それとも広場のべつの場所を歩いてみるか?


 解析結果です。



 ■実寸HTML
 http://story-fact.com/35.htm


 ぐ・・・。
 ちなみに白くなってしまっているところは、解析エンジンの仕様(一行に18項目まで<色の関係で)をぶっちぎってしまっているところ。うーん、ぶっちぎりまくってますねえ・・・。

 シティー・アドヴェンチャーはその性質上、このようなぶっちぎり山になりがちなのですが、さすがにここまでぶっちぎっているのははじめてみました。
 容赦なく、選択肢がありまくるということですね。
 がんばってください。

 追記:

 こちらも新訳が出ております。
 ■魔の罠の都

 ↓創土社さんの解説
>黎明期に書かれた作品ながら、今なお決して色あせることのない
>完成度。この『魔の罠の都』は『ソーサリー!』全4巻の中で
>も、トップクラスの難易度を誇ると言われる、難しいゲームブッ
>クです。しかし、いや、だからなのか根強いファンは多く、敵
>キャラにも個性的で魅力的なやつが数多く揃っています。

 難しいみたいです・・・。








| ゲームブック解析 -MG- | 00:35 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事
GB解析 -MG- ソーサリー1 魔法使いの丘 センス・オブ・ワンダーへの扉
 お、お、お待たせいたしました!!
 と大声で叫んでみたけど、誰も待ってない? (^_^;

 こつこつと続けてきたゲームブック解析ですが、ついにゲームブック史上追随する者なき金字塔、ソーサリー4部作の解析に入れることをとてもうれしく思います。

 四巻合計の総ページ数:1436ページ
     パラグラフ数:2265項目

 という長大にして緻密、かつゲーム性は他の追随を許さず、物語としても骨太で繊細な、一大伽藍と言える金字塔です。
 ゲームブックという特殊な形態なため一部の者にしか評価のない作品ですが、まあ、それというのも、評価をすべき批評家たちが「クリアできないため」であることは間違いありません。というか、どれだけの挑戦者の屍骸を積み上げた作品なのでしょうか。全四部作の解析を終え、わたしは、この四部作をフェアにクリアした猛者を、マスター・オブ・ゲームブックプレイヤーと称したいほどです。

 というわけで、他のゲームブックとは格があまりにも違いすぎるため、表題に-MG-(マスターグレード)をつけさせて頂きました。
 現在、何の分類もしていない本ゲームブック解析ですが、解析50冊達成(現在37冊)のあたりで、#1から#50までのまとめエントリーを書くつもりなので、その際に、全作品にグレードをつけていく予定です。
(グレードの詳しい説明は、本エントリーの最後尾で)

 GB解析 -MG- ソーサリー1 魔法使いの丘 センス・オブ・ワンダーへの扉
 GB解析 -MG- ソーサリー2 城砦都市カーレ 壮麗な仕掛けの数々、そして危険な陰謀たち
 GB解析 -MG- ソーサリー3 七匹の大蛇 大魔王の放った七匹の大蛇との死闘、広大な荒野を制することができるか
 GB解析 -MG- ソーサリー4 王の冠 ゲームブック史上屈指の難度

 さて本作。
 ソーサリー4部作の第一作にあたる作品ですが、なかなかどうして、初心者を意識して簡単にしながらも、それなりに高品位な作品に仕上がっています。
 スティーブ・ジャクソンの平均的な作品に比べればゆるめですが、これも初心者を意識してのことでしょう。
 最終巻の濃密過ぎる描写に比べればあっさりとした印象もありますが、第二巻カーレへ行くための、序章、そして、肩慣らしの巻という位置づけで考えるのがよいでしょう。
 この巻で、システムに慣れ、冒険を進めましょう。
 マンティコアを倒すころには、あなたはこの危険な冒険に取り組む準備が整うことでしょう。

 冒頭の文章を引用しましょう。

 あなたは日の出とともに目覚めた。服を着て、パンとヤギの乳で朝食をすませると、持ち物を確かめる。外では前哨部隊の居留地が騒がしくなり始めた。警備兵の朝の交代が行われるころ、女たちは外に出て、洗濯や食事のしたくをする。  
 小屋を出て、シャムタンティの壁に向かって歩いて行くあなたの姿を、たくさんの目が追っていた。居留地の人々はあなたの使命をよく心得ており、成功を祈る何人かの者は、一団となって、少し距離をおきながらあなたのあとをついてきていた。
 カントパーニの門の前に立つ。アナランドとカクハバードをへだてる扉となるこの門は、遠くを見通す能力ゆえに選ばれた、サイトマスターの戦士たちによって常に守られている。

 さあ、もう一度持ち物をチェックしよう。
 準備は万全だ。


 では解析結果を。



 ■実寸HTML
 http://story-fact.com/34.htm


 こ、これで小手慣らしというのは、ちょっとつらいかもと思いつつ。小手慣らしです!

 さあ、冒険だ!

 追記:

 後で調べたら、創土社さんから復刊されていることが判明・・・。
 ■シャムタンティの丘を越えて ソーサリー1

 新訳ということで、タイトルを変えられたようですね。
 なお、本解析は旧訳を定本に行われているので、新訳とは若干違うところがある可能性もあります。あしからず。

 



 ■グレードの説明

 誰にでも一目でわかるよう、ガンダムのプラモデルのグレードをそのままパクッて、グレードをつけていく予定です。

 FG(ファーストグレード) :初心者に最適
 NG(ノーマルグレード)  :普通
 HG(ハイグレード)    :高品質
 MG(マスターグレード)  :最高峰
 PG(パーフェクトグレード):たぶん該当なし
 無印           :カス。消えてなくなれ。

 請うご期待!




| ゲームブック解析 -MG- | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) | 昨年の記事